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2011年7月31日

先日のことですが、受け口(反対咬合)を治したいとのことでカウンセリングにいらっしゃった方がいます。

治すためには外科手術で下あごを切る必要があると他院で言われたそうです。

怖くなってそれっきりになってしまったそうです。


当院でも外科手術をお勧めすることがあります。

下顎前突の治療は上の前歯を前に、下の前歯を内側に動かして治します。

骨格の問題が強い場合は必要以上に歯を動かさなければなりません。

歯は骨(歯槽骨)の中でしか移動できません。

骨の厚みには限界があるので移動量に無理が生じる場合は外科手術で骨格から(土台から)治す必要が出てきます。

特に骨格的な問題のある反対咬合の場合は、上の前歯が前に、下の前歯が内側に元々傾いている場合が多いです。

それを無理に矯正単独で治そうとすると、さらに上の前歯を前に、下の前歯を内側に動かさなければいけなくなるので限界を超えてしまうのです。

確かに外科手術は怖いですよね。

外科手術で反対咬合を治される方はそれだけの覚悟が必要になります。

ただ、以前に比べればかなり安全性は確立されていますし、手術を受けられる方は昔に比べれば増えています。

勿論オペですので100パーセント安全だと断言はできませんが術式が確立されています。

矯正だけで無理に治療せずに外科矯正で治すというのは矯正の世界では一般的になっています。


せごし矯正歯科医院

2011年3月 4日

良くない歯並び、咬み合わせのことを不正咬合(ふせいこうごう)と言います。

不正咬合の中でも上顎前突(じょうがくぜんとつ:出っ歯)や下顎前突(かがくぜんとつ:受け口)は比較的分かりやすいと思います。

頻度は少ないのですが、開咬「かいこう」(open bite)という不正咬合があります。

これは、奥歯は咬んでいるのに前歯が咬み合わない状態を言います。

カチッと咬み合わせても上下の前歯の間には隙間があります。

当然、前歯で食べ物を咬み切れません。

「開咬」と言うと一般的には垂直的な開咬(vertical open bite)のことを言います。

垂直的な開咬(vertical open bite)に対して水平的な開咬(horizontal open bite)もあり、この場合は上顎前突(出っ歯)を表します。

この、垂直的な開咬(vertical open bite)と水平的な開咬(horizontal open bite)の発現には悪習癖が大きく関わっています。

次回から悪習癖について書かせて頂きます。

せごし矯正歯科医院


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2011年2月17日

前回は正中離開の原因について書かせて頂きました。
正中離開(すきっ歯)diastema ②その原因

今回はその中でも咬み合わせが原因になっている場合です。

これは矯正治療が必要です。

過蓋咬合という咬み合わせがそうですね。

咬み合わせが深いために、下の前歯が上の前歯を突き上げてしまうことが一番の原因です。

この場合は、ただ単に隙間を閉じれば良いわけではありません。

原因が咬み合わせにあるので、咬み合わせを治さない限り再発してしまうのがこの正中離開の難しいところなんです。

矯正医の先生の中で、その先生ご自身の歯並びが正中離開の方を私は2人知っていますが、「どうせ治しても戻るから治さない」って2人とも仰っています。

それほど安定させるのが難しい場合があるということです。

勿論、過蓋咬合を改善することで安定する場合も多いですよ。

「すきっ歯なんて部分的に前歯に装置を付けてゴムを掛ければ閉じるよ」って思われがちですが、本格的な矯正治療が必要になるということをご理解下さい。

せごし矯正歯科医院

2011年2月16日

前回は治療を必要としない正中離開についてでした。
正中離開(すきっ歯)diastema ①ugly duckling stage:みにくいアヒルの子の時期

今回は治療が必要な正中離開についてです。

まずは正中離開になっているその原因を考える必要があります。

一般的には3つの原因があげられます。

1. 過剰歯;隙間を閉じる力が働いても、歯と歯の間に余分な歯があることで正中離開になっているもの(骨の中の話です。レントゲンを撮れば分かります)

2. 上唇小帯;上唇から歯肉に伸びているヒダが歯と歯の間にまで伸びているために正中離開になっているもの

3. 咬み合わせ;咬み合わせが深く、下の前歯が上の前歯を突き上げることによって正中離開になっているもの

が主なものです。

他には不良習癖(歯並び、咬み合わせに悪影響を及ぼす癖:指しゃぶり、爪を咬むなど)や元々の歯の位置が悪いなどが原因として考えられます。

上にあげた1. と2. は原因を除去することがまずは大切です。

1. では過剰歯の抜歯です。
2. は上唇小帯を切除します。

そうすることで自然に正中離開は改善される場合がありますが、これは口腔外科あるいは小児歯科の先生にお願いしています。

次回は本格的な矯正治療が必要な「3. 咬み合わせが原因の正中離開」についてお話しします。

せごし矯正歯科医院

2011年2月15日

今回は正中離開についてです。

正中離開とは、上の左右の1番目の歯と歯の間に隙間のある状態を言います。

いわゆる「すきっ歯」ですね。

正中離開は治療を必要としない場合と治療を必要とする場合があります。

治療を必要としない場合というのは、生理的に一時的に正中離開になっているだけで自然と隙間が閉じて行くものです。

お子さまの場合がそうですね。

専門的には「ugly duckling stage:みにくいアヒルの子の時期」と言います。

隣の2番目や3番目の歯が生えてくる時に押されて自然に閉じるので、治療の必要がありません。

「みにくいアヒルの子」は、白鳥である主人公のヒナがアヒルの中で育ってしまったためにいじめられる話ですよね。

一時的にはみにくいかもしれませんが、白鳥なので時間と共にきれいになっていきました。

生理的な正中離開も時間と共にきれいになっていきます。


次回は、治療を必要とする場合について書きます。

せごし矯正歯科医院

2010年11月27日

前後左右の問題について簡単にですが、3日前に書かせて頂きました。

左右の問題では偏位があります。

偏位(shift)というのは上の真ん中と下の真ん中が一致していない状態です。

ずれている状態ですね。

真ん中のことは正中(せいちゅう)と言います。

咬み合わせは上下の正中線が合っていることが理想的です。

これが歯一本分以上もずれている場合は治療に時間が掛ります。

程度にもよりますが、偏位は不正咬合の治療の中でもかなり難しい部類に入ります。

土台である、上あごと下あご自体にずれがある場合が多いのですが、あまりにもずれている場合は外科的に治すことになります。

せごし矯正歯科医院

2010年11月24日

前回のブログで前後左右、上下的な問題と最後に書きましたが、簡単に説明させて頂きます。

前後の問題のある不正咬合というのは上顎前突(出っ歯)と下顎前突(受け口)です。

上下的(あるいは垂直的)な問題は開咬と過蓋咬合です。

左右的な問題は偏位(shift)です。

これらが複合して不正咬合が形成されていることが多いので矯正治療が難しくなります。

例えば、上顎前突と過蓋咬合、下顎前突と開咬、過蓋咬合と偏位などなど。

重度になると歯の動きだけでは治せなくなるので、外科的に上顎、下顎を移動させなければならなくなります。

って、本当にサラッとですが書かせて頂きました。

せごし矯正歯科医院

2010年11月21日


「え?こんなにガタガタなのに治るんですか?」

そう仰る方って多いです。

でも、ガタガタ(デコボコ)を治すのって矯正治療にとっては、そんなに難しいことではありません。

ガタガタ(デコボコ)のことを専門的には叢生(そうせい)と言います。

1本、1本の歯にブラケットという矯正装置が付けられれば、あとは細くて柔らかいワイヤーを通してあげることで叢生は改善されて行きます。

Ⅰ級叢生と言われる症例が一番簡単に治せます。

矯正治療で難しいのは単純な叢生よりも前後左右、上下的な問題がある場合です。

「前後左右、上下的な問題って何だ?」と思われるかもしれませんが、またの機会に書かせて頂きます。

せごし矯正歯科医院

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院長 瀬越健介
www.segoshi-kyosei.com
【経歴】
平成9年 東北大学歯学部卒業 歯科医師免許取得
平成9年 鶴見大学歯学部附属病院 臨床研修医
平成10年 鶴見大学歯学部矯正学教室 臨床専科生
平成12年 鶴見大学歯学部矯正学教室 診療科助手
平成16年 鶴見大学歯学部歯科矯正学講座 助手
平成17年 日本矯正歯科学会認定医取得
平成18年 神宮前矯正歯科 勤務
平成20年 神宮前矯正歯科 副院長
平成22年 せごし矯正歯科医院開院