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2011年1月30日

前回、前々回と引き続きヘッドギアーのお話をさせて頂きます。

ヘッドギアー(Head gear)
ヘッドギアー(Head gear)の使い方

ヘッドギアーは上の奥歯が前にずれて生えている場合に使います。

通常、第一大臼歯という前から数えて6番目の歯にバンドという矯正装置を付けて力を加えます。

そして、第一大臼歯を後ろに移動させます。

ヘッドギアーを使って第一大臼歯を後ろに動かすと、その前に並んでいる5番目、4番目、3番目の歯もつられて奥に動くのです。

それは、歯の周りには靭帯などの色々な線維が複雑に絡み付いているからです。

そのため、ヘッドギアーを使うことで奥歯ではなく前歯の歯と歯の間に隙間が出来ることもあります。

固定式の装置で1本1本歯を奥に動かすのは時間が掛かりますが、まとめて歯が動いてくれることがヘッドギアーを使うメリットですね。

せごし矯正歯科医院

2011年1月28日

昨日はヘッドギアーの紹介をさせて頂きました。

ヘッドギアー(Head gear)

今日はその使い方です。

ヘッドギアーは出来れば24時間使って頂きたいのですが、一日のうちで12時間から14時間以上の使用をお願いしています。

矯正力を掛けて歯を動かしても、力を掛けるのをやめてしまうと歯が後戻りをしてしまうからです。

8時間くらいの使用だと効果がほとんど見られません。

なので、最低でも10時間は使って頂きたいのです。

寝ている時は勿論、お家にいる時は日中もなるべく使って頂いています。

欧米の国では矯正治療をするのが当然なので、子どもたちがヘッドギアーを付けた状態で学校に行っているそうです。

日本ではまだ無理ですね。

ヘッドギアーを使う期間は、毎日の使用時間にもよりますが、大体6か月から1年くらいです。

せごし矯正歯科医院

2011年1月27日

今日はヘッドギアーについてです。

上の奥歯を奥に動かしたい時や上あごの成長を抑えたい時に使います。

アニメ映画「ファインディング・ニモ」に出てくる歯医者さんの姪っ子「ダーラ」ちゃんがブラケットという矯正装置とヘッドギアーを付けています。

当院でもたまにニモのDVDを流しています。

何度見ても楽しめる映画ですね。

ダーラちゃんが付けているのはサービカル・プル(cervical pull)タイプという、首にネックバンドというゴムバンドを掛けるタイプです。

ヘッドギアーには大きく分けてもう一つ、ハイ・プル(high pull)タイプという帽子を被るタイプのものがあります。

ここでは説明を省きますが、ヘッドギアーは細かく分類すると4、5種類になります。

当院ではヘッドギアーをお子さまの治療、つまり小児矯正で使っています。

上の奥歯が前に来ないようにするために以前は大人の方にも使っていましたが、今は矯正用インプラントを使えるようになったのでお子さまにのみ使用しています。

せごし矯正歯科医院


関連ブログ
ヘッドギアー(Head gear)の使い方
ヘッドギアー(Head gear)を使うメリット
ヘッドギアー(Head gear)は第二大臼歯が生える前に使うのが基本です

2011年1月26日


昨日のブログで八重歯(犬歯)は余程のことがない限り抜かない、ということを書かせて頂きました。

八重歯(犬歯)を抜いてはいけません

八重歯(犬歯)を抜くことは本当に稀です。

では、その稀な時とはどういう時なのか、ということを今日は書かせて頂きます。

あくまでも、どこか歯を抜かなければならなくなった場合の話です。

八重歯(犬歯)を抜くのは歯肉退縮が著しい場合です。

歯茎が著しく下がってしまって、根っこが大きく露出してしまっている場合ですね。

歯は歯槽骨という骨に支えられています。

その歯槽骨による支えが無くなっているから著しい歯肉退縮が起こってしまうわけです。

審美的にもよろしくありません。

八重歯を抜かない理由であげた、犬歯の寿命、機能、見た目の3点をカバー出来なくなっているということです。

あとは、虫歯で歯が崩壊してしまっている、歯根がとても短いなど、犬歯自体に問題がある場合などが考えられます。

せごし矯正歯科医院

2011年1月25日


八重歯ってありますね。

専門的には上顎犬歯低位唇側転位と言います。

英語だとHigh canineと言います。

上の3番目の歯である犬歯(糸切り歯)が並びきらなくて横に生えている状態ですね。

八重歯の治療をする際に、八重歯そのものを抜いたら良いのでは?と言われることがありますが、余程のことが無い限り犬歯は抜きません。

・犬歯は歯の中で根っこが長く一番寿命の長い歯。

・前後左右に動く下あごを犬歯が誘導しているので機能的に重要な歯。

この2点が大きな理由ですが、その他に

・犬歯が無くなると口元にしまりが無くなり老け顔に見える

ということもあります。

なので、犬歯を抜かずにその後ろにある4番目の第一小臼歯を抜くことが多いですね。

決して4番目の第一小臼歯が必要の無い歯だということではありませんよ。

基本的には抜かずに治す方法を考えます。

やむを得ず抜くのです。

せごし矯正歯科医院

2011年1月23日


今日は2本のミニスクリューを打たせて頂きました。

部位は下の3番目の歯と4番目の歯の間です。

左右に1本ずつです。

奥歯を前に移動させるための矯正用インプラントです。

特に下あごの前歯の場合は歯と歯の間が狭いので、ミニスクリューを打つ時は通常よりも時間を掛けてゆっくりと埋入していきます。

骨には痛覚がないのですが、骨を覆っている骨膜と歯肉には痛覚があるので麻酔をしてから埋入します。

それから歯の根っこの周りにも痛覚があります。

ミニスクリューが歯と歯の間に入っていくと、歯根には圧力が加わります。

勢い良く埋入してしまうと、歯根に加わった圧力で痛みが出てしまいます。

特に今日は歯と歯の間がとても狭かったので、痛くないようにゆっくりと時間を掛けて打たせて頂きました。

せごし矯正歯科医院

2011年1月21日


以前のブログで差し歯を矯正する時の話をしました。
差し歯を矯正出来ますか?

差し歯は仮歯にすることが多いのですが、差し歯をそのままにした時のことを書いておきます。

いくつか方法があるのですが、当院では金属(メタル)やセラミックの表面に特殊な処理(コジェット・サンド、エスぺ・ジルというものを使用しています)を施してからブラケットを付けています。

そうすることにより通常よりは確実に外れにくくなります。

しかし、歯に対する接着力に比べると弱いことは事実ですね。

せごし矯正歯科医院

2011年1月20日


「矯正治療中でもPMTCは出来ますか?」

PMCT(Professional Mechanical Tooth Cleaning)が一般的な言葉ではないので、患者さまの中でこういう質問をされる方はなかなかいらっしゃいませんが、実際にあったのでブログでもお話しておきます。

勿論出来ます。

逆に、矯正治療中だからこそPMTCが必要です。

矯正装置が歯に付いているとブラッシングがしにくくなりますからね。

当院では治療前に赤染めをした上で歯磨きの練習(TBI)をして頂いてからPMTCを行なっています。

赤染め(染め出し)をすると、どこが汚れているのかが一目瞭然ですからね。

せごし矯正歯科医院

2011年1月19日


当院は休診日でも電話は転送に設定しておりますので何かありましたらお電話下さい。

可能な限り対応させて頂きます。

電話に出られないかもしれませんので留守番電話にメッセージを残して頂ければ、こちらから折り返しお電話させて頂きます。

せごし矯正歯科医院

2011年1月18日

前回のブログで矯正力を掛けると歯は少し動揺するということを書きました。

それはなぜか?ということを今日はお話しします。

歯は歯槽骨(しそうこつ)に支えられています。

歯の根っこと歯槽骨の間には歯根膜という靭帯が介在しています。

この歯根膜の中に骨を溶かす細胞(破骨細胞)と骨を作る細胞(骨芽細胞)がいて骨の中を歯が移動できるのです。

健康な歯根膜の厚みは0.2ミリくらいです。

ところが、矯正力を掛けると骨を溶かす細胞(破骨細胞)と骨を作る細胞(骨芽細胞)の働きで歯根膜は倍くらいの厚みになるのです。

なので少しグラグラするのです。

歯を動かす治療が終わって、保定治療(後戻りを防ぐ治療)に入ると元の歯根膜の厚みに戻って行くので動揺もなくなっていきます。

せごし矯正歯科医院

2011年1月16日


昨日、一昨日とレジンキャップ(resin cap)について書かせて頂きました。

そもそも奥歯が咬めなくなるので付けるレジンキャップですが、外してしまうと当然奥歯はまた咬めなくなってしまいます。

矛盾していますね。

でも大丈夫なんです。

なぜ大丈夫なのかと言うと・・・。

矯正をスタートさせると力の掛かった歯は少しグラグラしてきます。

何も矯正していない場合の健康な歯はグラグラなんてしていません。

上の歯と下の歯が部分的にガツガツ当たってしまうと頭痛や顎関節症の原因になってしまいます。

ところが、少しグラグラしている場合は上下の歯が当たっても少しくらいなら力が逃げてくれるので大丈夫なのです。

それと、もう一つ理由があります。

ワイヤー交換などで調整した直後は3日くらい痛いので前歯で強く咬むことが出来ません。

そういう時期を狙ってレジンキャップを外すのです。

せごし矯正歯科医院

2011年1月15日


昨日のブログでレジンキャップについて書かせて頂きました。

このレジンキャップですが、なるべく早めに外します。

ワイヤーが細くて軟らかいうちに外します。

外したら、大体1~2週間で奥歯が咬んできます。

それまでは奥歯でしっかり咬めないので食事が大変ですけどね。

ワイヤーが太くて硬い状態になってから外してしまうと、なかなか奥歯が咬んでこないのです。

せごし矯正歯科医院

2011年1月14日

今日の午前中はハーフリンガル(上;裏側、下;表側)のブラケットを付けさせて頂きました。

裏側(舌側)矯正の場合は下の歯が上の裏側の装置に当たってしまうことが良くあります。

咬み合わせの深い場合(上の前歯が下の前歯を覆う割合が大きい場合)は確実に当たってしまいます。

この場合、奥歯はまったく咬めない状態になります。

逆に表側矯正の場合でも咬み合わせが深いと上の歯と下の装置が当たってしまいます。

こういう時は、上の奥歯(下でも良いのですが)の咬合面(上下の歯が接触する面)にレジンという樹脂のかたまりを接着して奥歯が咬めるようにしてあげます。

小さな帽子を歯に乗っけている感じなのでレジンキャップと言います。

このレジンキャップを使うことにより一時的に咬み合わせを高くします。

咬み合わせを高くすることを咬合挙上(こうごうきょじょうbite up)と言います。

せごし矯正歯科医院

2011年1月13日


昨日は通院間隔の話でしたが、同じことが矯正力についても言えます。

「あまり痛くないんですけど、もっと力を掛けても良いのでは?」

そう聞かれることがあります。

痛くないというのは良いことです。

痛み無く、速く歯が動いてくれるのが理想的です。

歯が動くためには歯根周囲の細胞達がうまく働く必要があります。

歯根周囲の骨(歯槽骨)を溶かす細胞(破骨細胞)と作る細胞(骨芽細胞)がうまく働いてくれないと歯はきれいに動きません。

力が強過ぎると、昨日の話と同じように細胞の活性が落ちてしまうので、かえって歯の動きが遅くなります。

せごし矯正歯科医院

2011年1月12日

通常、矯正治療の通院間隔は4週が目安ですが、これを半分の2週にしたら歯は速く動くでしょうか?

答えはNoです。

歯は歯槽骨という骨に埋まっています。

歯と歯槽骨の間には歯根膜という靭帯が介在しています。

この歯根膜の中に骨を溶かす細胞(破骨細胞)と骨を作る細胞(骨芽細胞)がいます。

この細胞達がうまく働いてくれて初めて歯がきれいに動くのです。

通院間隔を短くしてしまうと、細胞達が働きっぱなしで休む時間が無くなってしまうと考えて頂ければ分かりやすいかもしれませんね。

せごし矯正歯科医院

2011年1月10日

本日1月10日でせごし矯正歯科医院は1周年を迎えました。

この1年ありがとうございました。

と言っても、まだまだスタートしたばかりで過去を振り返れる状況ではありません。

矯正歯科は一般歯科と違ってとても時間が掛かる治療です。

私の中では最低でも5年は経たないといけないと思っています。

これからもどうぞ宜しくお願い致します。

せごし矯正歯科医院

2011年1月 9日


前々回のブログでクリアブラケットの話をしました。

日本では矯正していることを人に知られたくない、目立たなく治療したいという方が多いですよね。

それに対して欧米では矯正治療はするのが当たり前の社会です。

成人になって歯並びが悪いと、自己管理能力が低いか、育った家庭に問題があって矯正したくても出来なかった、というふうに見られてしまうのです。

するのが当たり前の矯正治療なので、ブラケットもメタルブラケット(金属のブラケット)が多く使われているそうです。

日本と欧米の価値観の違いですね。

以前にもこのことについて書いていたので参考になさって下さい。
矯正はやらなきゃいけない?
 
 
せごし矯正歯科医院

2011年1月 8日

矯正治療は歯並び、咬み合わせだけでなく「口元の美しさ」を考慮して治療方針を立てます。

きれいな口元かどうかの判断基準の1つにE-line(esthetic line エステティックライン)があります。

鼻先と下あご(オトガイ)に引いた接線をE-lineと言います。

上下の唇がこのE-lineに触れずに少し内側にあるのが美しいと言われています。

例えば、上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)という不正咬合があります。

歯並び、咬み合わせはきれいでも上下顎前突の場合は口元に突出感が見られます。

その場合は前歯を引っ込めてきれいなE-lineになるように治療します。

そうすると、閉じにくかった口が閉じやすくなります。

また、E-lineがきれいな場合は前歯の位置を変えずに、きれいなE-lineを崩さないように治療します。

せごし矯正歯科医院

2011年1月 7日


矯正治療に使われている装置の中で、最も一般的なものはマルチブラケットですね。

個々の歯に針金を通す、いわゆるワイヤー矯正に使われるものです。

今は接着剤でブラケットを歯に直接付けますが、昔はバンド(金属の帯)を歯に巻いてブラケットを付けていました。

良い接着剤が無かったからです。

前歯を含めたすべての歯にバンドを付けると、見た目にはかなり目立ちます。

しかし、必要があればバンドは今でも奥歯には使っています。

奥歯には強い力が掛ることがあるので、外れにくいバンドの方が確実に治療することが出来るからです。


現在は、直接ブラケットを歯に付けられるようになりました。

昔は金属のブラケットしかありませんでしたが、技術は進歩して今は透明なクリアーなブラケットが多く出ています。

当院でも第二小臼歯(5番目の歯)まではクリアブラケットを使用しています。

目立たなくなりましたね。

せごし矯正歯科医院

2011年1月 6日


ブリッジがある場合は一度切断して支台歯を仮歯に置き換えることが多いです。

ブリッジとは、歯が無い所(欠損歯)の両隣りの歯を金属で橋渡しすることです。

欠損歯が1本だったらブリッジは全部で歯3本分の大きさの金属のかたまりになります。

矯正治療は個々の歯を動かして歯並びと咬み合わせを整えるものです。

3本もの歯が一つに固まっていたら、細かな調整が出来なくなります。

ブリッジがある場合は、欠損している歯のスペースを矯正治療で閉じてしまうこともあります。

治療の最終ゴールをどこに設定するかで大きく変わりますが、基本的にはブリッジは切断して仮歯に置き換えることが多いです。

せごし矯正歯科医院

2011年1月 5日

新年明けましておめでとうございます。

年末年始は如何お過ごしでしたか?

今年もこのブログは矯正治療について色々と書いていきたいと思っています。

どうぞ宜しくお願い致します。

せごし矯正歯科医院

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院長 瀬越健介
www.segoshi-kyosei.com
【経歴】
平成9年 東北大学歯学部卒業 歯科医師免許取得
平成9年 鶴見大学歯学部附属病院 臨床研修医
平成10年 鶴見大学歯学部矯正学教室 臨床専科生
平成12年 鶴見大学歯学部矯正学教室 診療科助手
平成16年 鶴見大学歯学部歯科矯正学講座 助手
平成17年 日本矯正歯科学会認定医取得
平成18年 神宮前矯正歯科 勤務
平成20年 神宮前矯正歯科 副院長
平成22年 せごし矯正歯科医院開院