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2012年4月19日

昨日は幼稚園の歯科検診に行ってきました。
歯科検診では毎年プリントを配布させて頂いているのですが、今回は昨日のプリントをそのまま以下に載せることにします。 
 
 
 
 
今日は4月18日で「良い歯の日」ですね。
今回は「良い歯」について知っておいて頂きたいことがあるので書かせて頂きました。

乳歯は早く抜けても大丈夫?

「あとから大人の歯が生えて来るんだから乳歯は早く抜けても大丈夫。虫歯になっても大丈夫」。私はそう言われたことがあるので、子どもの頃は「そうなんだぁ」と思っていました。

でも、それはウソです! 抜けちゃダメです! 虫歯になっちゃダメなのです! 

人間の歯は隙間が出来ると奥歯が前に倒れてきます。
早く乳歯が抜けてしまうと6歳臼歯と言われている第一大臼歯が前にずれて来てしまいます。
奥歯が前にずれると、永久歯が並ぶ隙間が足らなくなってガタガタの歯並びになってしまいます。

よく、「乳歯の時はきれいな歯並びだったのに」というお母様の言葉を耳にしますが、乳歯の時は隙間無くきれいに並んでいてはいけないのです。
歯と歯の間に少し隙間があった方が良いのです。
乳歯より永久歯の方が大きいからです。

乳歯は大切です。とっても大切です。まずは虫歯にならないようにしましょう!
そのためには毎日のブラッシングと正しい食生活、それからフッ素が大切です。

フッ素ってなに?

フッ素は歯を丈夫にしてくれて虫歯予防に有効なものです。
特に4歳から14歳までのお子さまが使うと一番効果的と言われています。
この期間は、ちょうど6歳臼歯が生えてから12歳臼歯が生えて永久歯列が完成するまでの、歯の生え変わりの時期だからです。

生えたての歯はカルシウム密度が低いので虫歯になりやすいのですが、その時期にフッ素で歯を丈夫にすると特に良いのです。

最近ではフッ素入りの歯磨剤(歯磨き粉)がかなり増えました。
しかし、フッ素入り歯磨剤をただ使っても虫歯予防にはなりません。

フッ素は歯に取り込まれることによって歯を強くしてくれるのですが、歯を強くするためにはフッ素がお口の中に最低でも30分は居てくれないといけないのです。
ブラッシング後にしっかりとうがいをしてしまうとフッ素が流れてしまい、効果が無くなってしまうのです。
うがいは軽くにしなければいけません。

私がお勧めしているのはフッ素のジェルです。
ブラッシング後にしっかりとうがいをして、きれいに洗った歯ブラシにジェルを付けて歯に塗ります。
そして、うがいはしません。溜まった唾液は吐き出します。

ジェルはうちの2人の娘も使っています。ミント、グレープ、ピーチ、バナナなど色々な味が出ています。
フッ素は低濃度のものを毎日継続して使用すると効果的です。
特に就寝前の使用がお勧めです。

フッ素のジェルは市販されているものもありますので是非お試し下さい。


せごし矯正歯科医院

2011年7月31日

先日のことですが、受け口(反対咬合)を治したいとのことでカウンセリングにいらっしゃった方がいます。

治すためには外科手術で下あごを切る必要があると他院で言われたそうです。

怖くなってそれっきりになってしまったそうです。


当院でも外科手術をお勧めすることがあります。

下顎前突の治療は上の前歯を前に、下の前歯を内側に動かして治します。

骨格の問題が強い場合は必要以上に歯を動かさなければなりません。

歯は骨(歯槽骨)の中でしか移動できません。

骨の厚みには限界があるので移動量に無理が生じる場合は外科手術で骨格から(土台から)治す必要が出てきます。

特に骨格的な問題のある反対咬合の場合は、上の前歯が前に、下の前歯が内側に元々傾いている場合が多いです。

それを無理に矯正単独で治そうとすると、さらに上の前歯を前に、下の前歯を内側に動かさなければいけなくなるので限界を超えてしまうのです。

確かに外科手術は怖いですよね。

外科手術で反対咬合を治される方はそれだけの覚悟が必要になります。

ただ、以前に比べればかなり安全性は確立されていますし、手術を受けられる方は昔に比べれば増えています。

勿論オペですので100パーセント安全だと断言はできませんが術式が確立されています。

矯正だけで無理に治療せずに外科矯正で治すというのは矯正の世界では一般的になっています。


せごし矯正歯科医院

2011年7月13日

前回のブログで小児矯正(第一期治療)と本格矯正(第二期治療)について書かせて頂きました。

もう骨格が固まってしまっている大人の方と違って、お子さまの場合は成長を利用することが出来ます。

それが小児矯正(第一期治療)の一番のメリットなのですが、具体的に言うと、非抜歯に持って行ける可能性がグッと高まるということです。

本格矯正(第二期治療)では便宜抜歯と言って、きれいな歯並び、咬み合わせにするために歯を抜いて隙間を作ってあげて、その隙間を利用して歯を並べることがあります。

ガタガタの歯並びをきれいにするために、歯を抜いて隙間を作るのです。

4番目の歯である、第一小臼歯を抜くことが多いです。

私も中学生の時に第一小臼歯を4本抜いて矯正しました。

もし、これが前もって小児矯正(第一期治療)で歯列を広げてあげられれば、便宜抜歯の必要がなくなるかもしれません。

あるいは、出っ歯(上顎前突)の場合は、ガタガタが無くても上の前歯を引っ込める為に便宜抜歯をします。

もし、上あごの成長を抑えて、下あごの成長を促すことが出来れば、便宜抜歯の必要がなくなるかもしれません。

これが小児矯正(第一期治療)のメリットなのです。

せごし矯正歯科医院

2011年6月 3日

成長を利用した矯正治療を小児矯正(第一期治療)と言います。

まだ乳歯が残っていることが多いですね。

子どものうちに矯正治療を始めると子どものうちに治療が終わる、と勘違いされてしまうことがあるので、今回は小児矯正(第一期治療)と本格矯正(第二期治療)について書かせて頂きます。

小児矯正(第一期治療)は本格矯正(第二期治療)を行なうための準備期間とお考え下さい。

上あご、下あごの大きさや位置のバランスを整えたり、歯列を広げたりしながら良い状態に誘導してあげるのが小児矯正(第一期治療)の目的です。

永久歯列になってから、すべての歯に装置を付けて本格矯正(第二期治療)を行ないます。

どんなに早くても中学生以降です。

この本格矯正(第二期治療)で最終的なまとめの治療を行ないます。

ただ、中には小児矯正(第一期治療)のみで本格矯正(第二期治療)が必要なくなる方もいらっしゃいます。

数は少ないですけどね。

また、永久歯列になっていても顎骨の成長が見られる場合は、成長が落ち着くまで本格矯正(第二期治療)開始を待つ場合もあります。


関連ブログ
本格矯正と成人矯正


せごし矯正歯科医院

2011年5月31日

先日、頂いたお電話で「先生の所は床矯正をやっていますか?」と聞かれました。

???

この「床矯正(しょうきょうせい)」という言葉ですが、矯正医は使いません。

とても変な言葉です。

私にはとても違和感があります。

床矯正というのは、床装置を使った矯正治療のことを言っているのでしょう。

床装置とは、装置の主体がレジン床という樹脂で出来ているものです。

床装置というのは、沢山ある、無数にあると言っても良いくらいですが、矯正装置の中のほんの一部のものです。

床装置は患者さまにとっては取り外しが出来て楽な装置です。

外したい時に外せるので楽ですよね。

調整もそんなに難しくありません。

なので、矯正技術の無い一般歯科の先生が床矯正という言い方をして使っているようです。

テレビや他のメディアで「床矯正」として情報を流しているので、矯正医からすると違和感のある言葉が出来てしまったようですね。

床装置は私も使っていますが、治療の過程で部分的に使っているだけです。

床装置が最良と思われる場面で使っています。

床装置だけですべて治すなんて絶対にしません。

というより有り得ません。

もっと良い装置が他にあるのです。

その、他の装置を使える技術の無い素人の方が床装置だけで無理に治そうとするから問題なのです。

そもそも、治療ゴールの設定がまったく違います。

床矯正がとても良いものなんだと思い込んで冒頭の方はお電話を下さったのでしょうね。

メディアって、情報って怖いですね。


せごし矯正歯科医院

2011年5月26日

前回の続きです。

アンキローシス(ankylosis)

かなり厄介なアンキローシス(ankylosis)ですが、ただ、アンキローシス(ankylosis)はそんなに高い頻度で起こるものではありません。

稀です。

それから検査時にアンキローシス(ankylosis)しているかどうかを必ず調べています。

確定診断は出来ないかもしれませんが、打診と言ってミラーやピンセットなどで歯を叩いた時の音で分かるのです。

音で分からなくても患者さまご自身に響いた感じをお聞きしています。

もし、アンキローシス(ankylosis)していると正常な歯よりも強く響くのです。

叩いた時は、金属音という言い方をしますが正常な歯とは違う音がするのです。

正常な歯は歯根膜がクッションの働きをしてくれるので、そんなに響きません。

上下の歯をカチカチと強く咬み合わせても頭には響きませんよね。

歯というのは体の中で一番硬い組織です。

上下の歯と歯をぶつければ強く響くはずです。

でも実際には響きません。

それは歯根膜が存在しているからです。

話を戻しますが、検査の段階でアンキローシス(ankylosis)を起こしていないことを確認してから治療に入るようにしています。

矯正治療途中にアンキローシス(ankylosis)が起こってしまったらアウトですが・・・。

でもそれはかなり稀の稀です。

私は経験ありません。

せごし矯正歯科医院

2011年5月24日

今回はアンキローシス(ankylosis)につてです。

これは起こって欲しくないものです。


歯は歯冠と歯根に分かれています。

歯根は歯槽骨という骨に埋まっています。

歯根と歯槽骨はくっ付いているわけではなくて、歯根膜という靭帯が介在しています。

歯根は歯根膜に覆われているのです。

歯に矯正力を加えると、この歯根膜の中に骨を溶かす細胞と骨を作る細胞が出てきて歯が動きます。

アンキローシス(ankylosis)とは歯根と歯槽骨の癒着を意味します。

置換性骨吸収という言い方もしますが、少しずつ歯根が歯槽骨に置き換わって行くのです。

歯根と歯槽骨がくっ付いてしまうと矯正力を掛けても歯は動きません。

癒着部分が少ない場合は無理矢理に力を掛ければ癒着が剥れるかもしれませんが、そもそも矯正治療では弱い力で少しずつ歯を動かしていきます。

なので、アンキローシス(ankylosis)が起こっていると矯正治療が出来なくなる可能性が出てきます。

歯の周囲の歯槽骨ごと外科的にカットして動かすなんていう方法もあります。

困ってしまいますね。

つづく。

せごし矯正歯科医院


関連ブログ
アンキローシス(ankylosis)続き

2011年5月22日

セットアップについては以前にも書かせて頂きました。
成人矯正の方には診断時にセットアップ模型をお見せしています

しかし、最近になってセットアップの重要性を再認識させられています。

セットアップを作ることによって診断が変わることがあるのです。

抜歯しようと思っていたのにセットアップを作ることによって抜歯しないことになったり(非抜歯という言い方をします)、抜歯部位が変わることがあるのです。

セットアップって作るのかなり大変なんですけどね。

でも、やっぱり大切だなぁ、セットアップ。

せごし矯正歯科医院

2011年5月20日

タングガード(Tongue guard)は開咬の治療に使う装置です。

名前の通り、舌をガードする装置です。

開咬は舌癖が原因になっているので、その原因の舌をガードしてしまおうという装置です。

お子さまの治療で使うものです。

関連ブログ
開咬(open bite)
悪習癖(不良習癖)②舌癖(舌突出癖・弄舌癖)

一般的なタングガード(Tongue guard)は固定式のもので取り外しが出来ません。

違和感がかなりあるので私は取り外しの出来る可撤式の物を使うようにしています。

オリジナルのシンプルなデザインの装置なのですが、舌をガードするというよりは舌のトレーニングを主目的にした装置です。

舌が正常な機能を取り戻したら装置が無くても開咬にはなりませんからね。

効果を確認出来たので、機会があればどこかで発表したいと思っています。


せごし矯正歯科医院

2011年5月19日

前回のブログで拡大床(expansion plate)について書かせて頂きました。

側方拡大には、緩徐拡大(slow expansion)と急速拡大(rapid expansion)の2種類があります。

今回はそのことについて書かせて頂きます。

前回の拡大床(expansion plate)は緩徐拡大(slow expansion)装置です。

歯に拡大力が伝わるものです。

骨格的に作用するものではありません。

弱い力でゆっくりと広げていきます。

緩徐拡大(slow expansion)装置には取り外しの出来ない固定式のものもありますが、拡大床(expansion plate)のように取り外しの出来る可撤式のものが多く使われています。

それに対して急速拡大(rapid expansion)装置は固定式の装置なので取り外しが出来ません。

強い力で骨格的に作用させる装置です。

拡大床のようにネジが組み込まれていて、ネジは1日に2回、朝と夕方に回します。

これを2週間続けるのが基本です。

一気に広がります。

正中口蓋縫合という所を開いて上あご自体を大きくするものです。

基本的にはお子さまの治療で使うものですが、違和感が強い装置なので、私はあまり使いません。

というよりも、ほとんど使いません。

どうしても必要な時にのみ、使うようにしています。

せごし矯正歯科医院

2011年5月18日

拡大床(expansion plate)は取り外しの出来る(可撤式の)側方拡大装置です。

側方拡大とは、簡単に言えば、いわゆる「あごを広げる」ということですね。

拡大床(expansion plate)は主にお子さまの治療に使います。

乳歯から永久歯に生え変わる時に、永久歯の生えてくる隙間が足りない場合があります。

その時に歯列を少し広げてあげると隙間に余裕が出来るのです。

拡大床(expansion plate)にはネジが組み込まれています。

そのネジを1週間に1回のペースで回すのが基本です。

1回ネジを回すと約0.2ミリ拡大されます(拡大量はネジの種類によって前後します)。

無理なく拡大が出来る装置です。

24時間の使用が理想ですが、しっかり使って頂ければ夜に寝ている間だけの使用でも十分効果は期待出来ます。

せごし矯正歯科医院

2011年5月17日

人によっては、歯の大きさのバランスに問題がある方がいらっしゃいます。

上の歯の大きさが下の歯の大きさに比べてバランス的に大きい方や、逆に小さい方がいらっしゃいます。

左右で歯の大きさに違いがある方も珍しくありません。

私は永久歯列で矯正治療をする場合はセットアップ模型を作るのですが、このセットアップ模型を作ると歯の大きさのバランスが明らかになります。

歯の大きさのバランスって微妙なものなのでセットアップ模型を作らないと分からない場合があります。

前回のブログで書かせて頂きましたが、通常の矯正治療では臼歯のⅠ級関係を作ることを考えます。

アングル分類(Angle's classification)

ただ、この歯の大きさのバランスが取れていないと治療ゴールを「Ⅱ級気味のⅠ級」や「Ⅲ級気味のⅠ級」に設定する必要が出てくるのです。

この際に、特に上下の大きさのバランスを数値化するものがtooth-size ratioです。

Tooth-size ratioは厳密に言うと、anterior ratioとover-all ratioに分かれます。

Anterior ratioは前歯6本の大きさのバランスを見るものです。

Over-all ratioは6番目の歯である第一大臼歯までの大きさのバランスを見るものです。

下の歯の大きさの合計値を上の歯の大きさの合計値で割り算してパーセンテージとして表します。

Anterior ratioは約78%、over-all ratioは約91%が正常な値です。

上の歯が下の歯に比べて大きい場合は値が小さくなり、下の歯が大きい場合は大きな値になります。

せごし矯正歯科医院

2011年5月14日

永久歯列で矯正する場合、私たち矯正医は臼歯のⅠ級関係というものを考えます。

アングルⅠ級、またはAngle classⅠという言い方をします。

アングル分類は上の6番目の歯である上顎第一大臼歯を基準にした咬み合わせの見方です。

上下の第一大臼歯が正常に咬み合っているものをⅠ級と言います。

上の6番に対して下の6番が遠心(後ろ)にあるものをⅡ級、近心(前)にあるものをⅢ級と言います。

近心と遠心

出っ歯(上顎前突)はⅡ級、受け口(下顎前突)はⅢ級になります。

6番がきれいにⅠ級で咬んでいると矯正治療することで前歯の咬み合わせは自然ときれいになります。

ただし、歯の大きさのバランスが取れている場合の話です。

この続きはまた次回に書かせて頂きます。


せごし矯正歯科医院

2011年5月13日


前回は小臼歯に見られる中心結節のお話でしたが、今回は上顎大臼歯、特に第一大臼歯に最も多くみられる「カラベリ結節」です。

カラベリ結節は専門的に言うと「上顎大臼歯の近心舌側咬頭の舌側面」に見られる異常結節です。

要は、上の奥歯の内側に出来るボコッとした膨らみです。

これは上顎のみに見られるもので下顎には見られません。

このカラベリ結節は中心結節のように咬合面に出来るものではないので危ないものではないのですが、矯正治療ではとても邪魔になるのです。

結節が邪魔して装置を良い位置に付けられないのです。

大きなカラベリ結節があると本当にやりにくいですね。


結節は他にも切歯結節、臼旁結節、臼後結節があるのですが、頻度としては少ないものです。

せごし矯正歯科医院

2011年4月22日

歯は歯冠と歯根に分かれます。

歯根は歯槽骨という骨に埋まっています。

口の中に出ている部分が歯冠です。

その歯冠はエナメル質に覆われていますが、部分的にそのエナメル質がプクっと盛り上がっているものを結節(けっせつ)と言います。

異常結節の中で中心結節は小臼歯、特に下顎第二小臼歯に良く見られます。

下顎第二小臼歯は下の5番目の歯です。

この中心結節、何が問題なのかというと咬合面に出来るのです。

咬み合わせを作る上で邪魔になることがあるのです。

だったら結節を削ってしまえば良いじゃないかというと、そう簡単にはいかないのです。

結節の中にまで歯髄、つまり、神経・血管が来ていることがあるのです。

そこを傷付けるわけにはいきません。

咬合調整と言って、エナメル質を少し削って咬み合わせを整えることがあります。

中心結節はそれが出来ないので厄介なのです。

せごし矯正歯科医院

2011年4月21日

八重歯は専門的には上顎犬歯低位唇側転位、英語だとHigh canineと言います。

上の3番目の歯である犬歯が並びきらなくなっている状態ですね。

下の歯は八重歯って言いません。

なぜ八重歯になるのか、ご存知ですか?

それは乳歯から永久歯に生え変わる時に問題があります。

歯の生えてくる順番に関係しているのです。

下の歯は1番、2番、3番、4番、5番という順番に生えてきます。

ところが上の歯は1番、2番、4番、5番、3番という順番で生えてくることが多いのです。

人によっては1番、2番、3番で生えてくる方もいらっしゃいますが、3番が5番よりも後に生えてくることが多いのです。

ここがポイントです。

乳歯が早く抜けてしまうとどうなるか?

奥歯が前に動いて隙間が少しずつ閉じてしまいます。

後から生えてくる3番の隙間が無くなってしまうのです。

こうして八重歯になるのです。

乳歯が残っていても元々隙間が足りない方もいらっしゃるので要注意です。

せごし矯正歯科医院

関連ブログ
八重歯(犬歯)を抜いてはいけません
八重歯(犬歯)を抜く時
乳歯は早く抜けても大丈夫?

2011年4月16日

当院は開業してまだ1年3か月ですが既に5人の方が当院に転院されています(そのうち2人はこれから治療を再開します)。

引越でどうしても今まで通りの通院が不可能になることがあります。

転院は治療の途中なので大変ですが、転院しなければならなくなった場合は、ご本人だけでなく今まで担当されていた先生にも喜んで頂けるので私も嬉しいです。

でも、転院ってなかなか難しいんですよね。

考えや治療方法は先生によって違います。

だから転院したくても「うちでは治せない」と言われてしまうこともあります。

他院で断られて当院に転院されている方もいらっしゃいます。

特に裏側(舌側)矯正は対応出来る先生が少ないですからね。


それから使っている装置も先生によって様々です。

マルチブラケット(エッジワイズブラケット)は大きく分けて2種類あります。

.018ブラケットと.022ブラケットです。

私は裏側(舌側)用も表側用も.018サイズを使用しています。

.018ブラケットだと装置をそのまま使えますが、.022ブラケットだと付け替えの必要がある場合があります。

なるべく、そのまま変えずに使うようにしています。


費用については、転院が決まった段階で返金をして下さる場合がほとんどです。

転院後の費用は、返金額を元にして決めています。

初診扱いにしてしまうと、かなりお金が掛かって大変ですからね。

また、転院の際は今までのレントゲンや写真などの資料を送って頂きます。

今までの経過が把握出来て初めてちゃんとした引き継ぎが出来るのです。

転院を考えていらっしゃる方は必ず担当の先生と良く相談した上で決めるようになさって下さいね。

せごし矯正歯科医院

2011年4月13日

今日は幼稚園の歯科検診に行ってきました。

子どもたちはみんな可愛い!

疲れてヘトヘトですが来年がまた楽しみです。

虫歯だけでなく咬み合わせのチェックも行ないました。

「将来的に矯正治療の必要がありそうですね」というお話はさせて頂きましたが、幼稚園児の段階で矯正治療を行なう必要は無いと私は考えています。

永久歯が生え始める6歳以降、7歳、8歳くらいで一度チェックを受けて頂ければ、まず問題ありません。

反対咬合(受け口)の場合は、本人も親も気にしている場合があるので治療することはありますが、乳歯列で治しても永久歯列でまた反対咬合になることがあります。

なので、幼稚園児に積極的な矯正治療を勧めることはまずありません。

それから、ある程度の年齢にならないと、しっかりとした検査、治療を受けられません。

まず、じっと動かずに治療を受けられないし、一人でおとなしくユニットに座れるお子さまの方が少ないですよね。

治療には良いタイミングがあるのです。

そこを逃さなければ大丈夫です。

せごし矯正歯科医院

2011年4月11日

明日、4月12日(火)ですが急遽午前休診とさせて頂きます。

いつものように電話は転送にしておきますので、何かありましたらお電話下さい。

電話に出られないかもしれませんが留守番電話にメッセージを残して頂ければ折り返しお電話致します。

宜しくお願い致します。

せごし矯正歯科医院

2011年4月 9日

「そんなに本格的にやらなくても、ある程度治れば良いです」

そう仰る方がたまにいらっしゃいます。

これって難しいですよね。

口ではそう仰っても、「どの程度」治せば「ある程度」になるのでしょうか?

初めは八重歯が気になって矯正治療を始めたとしましょう。

八重歯がきれいになると、それまで気にならなかった部分がクローズアップされて目立つようになります。

そうすると、やはりそこを治したくなると思います。

そういうことが今まで何度もありました。

良くあることです。

初めから「ある程度」なんて思って矯正治療を開始すると上手く行きません。

きっちり治したいと思っていても思うように治せないことだってあるんです。

私としてはやるからにはきっちり治療させて頂きたいです。

勿論、患者さまのご希望は最大限取り入れさせて頂きますよ。

治療計画はこちらが一方的に提示するものではなく、患者さまに選んで頂くものだと私は考えています。

せごし矯正歯科医院

2011年4月 8日

歯は歯槽骨(しそうこつ)という骨に埋まっています。

この骨に埋まっている部分を歯根(しこん)と言います。

骨に埋まっていない口の中に露出している部分を歯冠(しかん)と言います。

(厳密にはエナメル質に覆われている部分が歯冠、セメント質に覆われている部分が歯根です)

ここの所、歯の解剖用語について書かせて頂きましたが、歯冠には面があります。

(単純にこの話がしたかっただけなのですが・・・)

前歯は近心面、遠心面、唇側面、舌側面の4面、臼歯は近心面、遠心面、頬側面、舌側面、咬合面の5面からなります。

関連ブログ
近心と遠心
唇側と頬側、舌側と口蓋側
切縁とマメロンmamelonと開咬
咬合面


せごし矯正歯科医院

2011年4月 7日

前回は切縁についてでした。

今日は奥歯である臼歯の咬合面(こうごうめん)についてです。

切縁は前歯の先端部分のことでしたが、臼歯では上下の歯が咬み合う部分を咬合面と言います。

切縁が食べ物を咬み切る機能を担っているのに対して、咬合面は食べ物をすりつぶす役割を担っています。

咬合面と「面」と言っても真っ平らな平面になっている訳ではありません。

鏡で下の奥歯を見て頂ければ分かりますが、大まかな部分を「面」と言っている訳です。

奥歯である臼歯は小臼歯と大臼歯に分かれますので、咬合面は小臼歯と大臼歯について使う言葉です。

せごし矯正歯科医院

2011年4月 5日

先日、近心と遠心唇側と舌側、などなど書かせて頂きましたが、もう一つ肝心なものを忘れていました。

切縁(せつえん)と咬合面(こうごうめん)です。

切縁とは前歯の先端部分のことです。

物を咬み切る機能を担っています。

生えたての前歯の切縁はマメロン mamelon (日本語は切縁結節「せつえんけっせつ」)があります。

3つの小さな山がポコポコポコとあります。

それをマメロン mamelon と言います。

お子さまの口の中を見る機会があったらマメロン mamelon を見てみて下さい。

上下の前歯が咬み合うことにより、マメロン mamelon は少しずつ削れて切縁は平らになります。

なので、咬み合わずに経過した切縁にはマメロン mamelon が残っています。

開咬という不正咬合は前歯が咬み合わない状態です。

マメロン mamelon が残っている開咬と残っていない開咬が存在します。

マメロン mamelon が残っていない開咬は以前は前歯が咬み合っていたのに、時間と共に開咬になったことになります。

次回は咬合面です。

せごし矯正歯科医院

東京電力の計画停電を受けて院内の節電を行なっています。

エアコンの暖房、加湿器、照明などの電気をしばらくの間は極力中止します。

皆様、快くご協力頂きましてありがとうございます。

長丁場になると思われるので無理はいけませんが、皆で出来ることをしていきましょう。

停電の際は休診します。

ご協力をお願い致します。

せごし矯正歯科医院

2011年4月 3日

ガミースマイル(gummy smile)とは笑った時に上の歯肉が見えるものです。

歯肉は英語でgumと言います。

歯肉が見えるのでガミースマイル(gummy smile)と言います。

昔は、ガミースマイル(gummy smile)の改善は矯正治療の適応ではありませんでした。

外科的に上あごの骨を上に持ち上げて治すしかなかったからです。

しかし、矯正用インプラントの登場で外科的な処置をすることなく改善出来るようになりました。

勿論、表側矯正でも裏側矯正でも可能です。

すべてのガミースマイル(gummy smile)を改善出来るわけではありませんが、過蓋咬合という深い咬み合わせの場合は治せる可能性が高くなるので、お悩みの方は一度ご相談下さい。

せごし矯正歯科医院

2011年4月 1日

今回は捻転(ねんてん)についてです。

一般的に捻転というと、ねじれて向きが変わることを言いますね。

歯の捻転の場合も同じです。

「近心捻転」、「遠心捻転」という言い方をします。

近心と遠心については以前のブログを参照して下さい。

近心捻転という場合は、歯の唇側面、あるいは頬側面が近心に向いていることを言います。

唇側と頬側についても以前にブログに書かせて頂いたのでご参照下さい。

捻転は軽度のものから90°も捻転しているもの、中には180°捻転して頬側と舌側が入れ替わってしまっているというとんでもないものまであります。

せごし矯正歯科医院

2011年3月30日

今回は移転(いてん)についてです。

移転と転位は言葉の響きは似ていますが全くの別物です。

移転は本来の位置から離れた位置に歯が生えてくることを言います。

よくあるのが(移転自体の頻度は少ないですが)、3番(犬歯)が4番と5番の間に生えているというものです。

移転歯を本来の位置まで移動させるには、移動距離が大きくなるので診断が難しくなります。

毎回悩みます。

せごし矯正歯科医院

2011年3月29日

近心と遠心唇側と舌側高位と低位に続いて、今回は転位(てんい)についてです。

転位は歯の位置異常の名前として使われています。

「近心転位」の場合は、正常な歯の位置より近心寄りに歯がある状態を言います。

他には、「遠心転位」、「唇側転位」、「頬側転位」、「舌側転位」、「口蓋側転位」がありますね。

この歯の位置異常は単独で現れることもありますが、複合的に現れることがあります。

よい例が前回のブログの最後に書いた「八重歯」の正式名称である「上顎犬歯低位唇側転位」です。

せごし矯正歯科医院

2011年3月26日

近心と遠心唇側と舌側に続いて、今日は高位(こうい)と低位(ていい)です。

専門的に言うと、「歯が咬合線を越える位置が高位、越えない位置が低位」ということになります。

咬合線とは上下の歯が咬み合った時の、上の歯と下の歯の間に出来る線ということです。

その線を越えるものが高位、達しないものが低位です。

お子さまの場合は乳歯から永久歯に歯が生え変わりますよね。

生え始めの永久歯は低位の状態です。

少しずつ生えてきて咬合線に達します。

さらに生えて周りの歯よりも飛び出てしまうと高位になります。

八重歯ってありますね。

正式名称は上顎犬歯低位唇側転位と言います。

あっ、しまった!転位が分からないですよね。

次回は転位について書きます。

せごし矯正歯科医院

2011年3月25日

前回は近心と遠心でした。

今回は唇側と頬側、舌側と口蓋側についてです。

歯の表(おもて)面を唇側(しんそく)、裏面を舌側(ぜっそく)と言います。

裏側矯正のことを舌側矯正と言うのは、装置を舌側面に付けるためです。

前歯を考えてみて下さい。

表面は唇が触れ、裏面は舌が触れます。

「そんなことないよ。上の前歯の裏側で下唇触れるよ」なんて、ひねくれたことは言わないで下さい(笑)。

奥歯になると唇ではなく頬が触れるので、奥歯の表面は頬側(きょうそく)と言います。

上の歯の裏側の上あごの部分を「口蓋(こうがい)」というので、上の歯の場合は舌側のことを口蓋側(こうがいそく)とも言います。

前歯が前に傾いていることを唇側傾斜、内側に傾いていることを舌側傾斜と言います。

近心傾斜、遠心傾斜だと、どういう動きになるか分かりますか?

せごし矯正歯科医院

2011年3月24日

今回から用語のお話しをしばらくさせて頂きます。


歯には名前が付いています。

乳歯はA、B、C、D、Eと言いますが、永久歯は1番、2番、・・・8番まで名前が付いています。

8番は親知らずなので上下左右の7番までが生え揃うと永久歯列の完成です。

歯の中心線のことを正中線と言います。

右上の1番と左上の1番の間、右下の1番と左下の1番の間が正中です。

正中に近い所を「近心(きんしん)」、正中から遠い所を「遠心(えんしん)」と言います。

正常咬合では1番と2番は隣り合って接触しています。

1番の遠心面と2番の近心面が接触しているという言い方をします。

1番は近心面同士が接触していることになります。

歯を奥に動かすことを遠心移動、手前に動かすことを近心移動と言います。

せごし矯正歯科医院

2011年3月23日

成人矯正で使われているマルチブラケット(multi-bracket)装置ですが、中でもエッジワイズブラケット(edgewise bracket)が最も使われています。

「edge」というのは「端」、「wise」というのは「方向」という意味です。

つなげると、「端の方向」になりますが、今回はこれについて書かせて頂きます。

内容はこれから矯正を勉強する方や歯科関係者向けですね。


エッジワイズの反対はフラットワイズ(flatwise)です。

木の板に力を加えて変形させることをイメージして下さい。

板のフラットな広い面に力を加える時の力の方向がフラットワイズ(flatwise)。

板の端っこの狭い面に力を加える時の力の方向がエッジワイズ(edgewise)です。

この場合エッジワイズ(edgewise)で力を掛けた方が木の板の変形は少ないですね。

まぁ、それは置いておいて・・・。

矯正治療で使用するワイヤーには角線(角ワイヤー、レクトアンギュラーワイヤー;rect angular wire)というものがあります。

このワイヤーの断面は長方形です。

長方形なので縦と横があります。

短い方をエッジ、長い方をフラットとします。

エッジワイズブラケット(edgewise bracket)とは、ワイヤーをブラケットの溝(スロット:slot)に差し込む方向がエッジワイズ(edgewise)なのです。

このエッジワイズ(edgewise)で角線を使うことにより歯を3次元的に動かすことが可能になります。

せごし矯正歯科医院

2011年3月22日

歯を動かすには、「歯を押して動かす」、「歯を引っ張って動かす」の2つが基本です。

もう一つ、矯正治療を行う上で大切になるのが「ワイヤーのねじれ」を利用した歯の動かし方です。

専門的には「トルク(torque)」と言います。

ここで登場するのがマルチブラケット(multi-bracket)という装置です。

ブラケットには多くの種類があるのですが、エッジワイズブラケット(edgewise bracket)というタイプが最も多く使われています。

角ワイヤーという断面が長方形のワイヤーを使うことによって歯を三次元的に動かすことが可能です。

次回もう少し詳しく書かせて頂きます。

せごし矯正歯科医院

2011年3月20日

昨日はパワーチェーン(power chain)について書かせて頂きましたが、パワーチェーン(power chain)と同じように使えるゴムとして『スレッド(thread)』というものがあります。

エラスティックスレッド(elastic thread)はゴムの糸のことです。

パワーチェーン(power chain)は小さな輪ゴムが鎖状につながっているので、前歯の隙間を閉じる時に表側の装置で使うと目立ちます。

特に、ゴムは着色しやすいのでだんだんと黄色くなっていきます。

カレーなどの着色料の多いものを食べると一発で黄色くなります。

そんな時にエラスティックスレッド(elastic thread)を使います。

ゴムなので勿論着色しますがパワーチェーン(power chain)ほどは目立ちません。

勿論、裏側矯正の場合は関係ありませんけどね。

エラスティックスレッド(elastic thread)は色々と使えるので重宝しています。

せごし矯正歯科医院

2011年3月19日

歯を動かすには、「歯を押して動かす」、「歯を引っ張って動かす」の2つが基本です。

前回は、「歯を押して動かす」時に使うオープンコイルスプリング(open coil spring)について書かせて頂きました。

今日は「歯を引っ張って動かす」時に使うパワーチェーン(power chain)についてです。

エラスティックチェーン(elastic chain)、チェーンエラスティック(chain elastic)と言ったり、リングレット(ringlet)と言う場合もあるようですね。

パワーチェーン(power chain)は小さなゴムが鎖状につながっているものです。

既に隙間がある所に歯を動かす、あるいは隙間を閉じる時に使います。

多いのは前歯と奥歯にパワーチェーン(power chain)を掛けて、前歯を奥に引っ張るパターンですね。

そうそう、前回のオープンコイルスプリング(open coil spring)に対してクローズドコイルスプリング(closed coil spring)というものもあります。

使い方はパワーチェーン(power chain)と同じですが、パワーチェーン(power chain)の方が圧倒的に多く使われています。

パワーチェーン(power chain)の方が種類が豊富で扱いやすいからです。

せごし矯正歯科医院

2011年3月18日

歯を動かすには、「歯を押して動かす」、「歯を引っ張って動かす」の2つが基本です。

「歯を押して動かす」時に使うのがオープンコイルスプリング(open coil spring)です。

コイル状のバネ(spring)です。

成人矯正で隙間を作りたい時に使うことが多いのですが、ブラケットとブラケットの間に長いコイルスプリング(coil spring)を縮めてセットします。

すると、コイルスプリング(coil spring)は元の長さに戻ろうとするので歯と歯の間に隙間が出来ます。

ガタガタの状態がひどくて歯に装置が付けられない場合は、まずコイルスプリング(coil spring)で隙間を作る作業を行ないます。

コイルスプリング(coil spring)の材質も色々あります。

以前に書かせて頂いたニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)のコイルスプリング(coil spring)は弱い力を発揮し続けるので私は好んで使っています。

次回は、「歯を引っ張って動かす」時に使う『パワーチェーン(power chain)』についてです。

せごし矯正歯科医院

2011年3月17日

矯正装置が付くと唇や頬、舌に装置やワイヤーが当たって痛い場合があります。

応急処置用として痛い所をカバーする歯科専用のワックスを差し上げていますが、これはあくまでも応急処置用なので一時的なものです。

ワックスは食事や歯磨きで取れてしまいます。

特に心配な方には最近発売されたシリコンの保護材をお渡ししていますが、いつも同じ所が気になる、あるいは痛い場合はその場所をしっかりとカバーする必要があります。

当院ではエバダインという仮封材を使ってカバーさせて頂いています。

仮封材というのは仮の詰め物です。

虫歯の治療で削った所に仮の詰め物として使うのが本来の使い方です。

デュラシールというものも仮封材として一般的ですが、エバダインは光重合型と言って光が当たると固まります。

臭いも無いです。

普段そんなに使うものではないのですが、エバダインは扱いやすく、光を当てるとすぐに固まるので重宝しています。

せごし矯正歯科医院

2011年3月16日

悪習癖(不良習癖)について色々と書かせて頂きましたが、私には悪習癖(不良習癖)について忘れられない思い出があります。

私が東北大学歯学部6年生の時のことですが、臨床実習で吸指癖(指しゃぶり)、咬爪癖がある男の子の矯正治療を担当させて頂いたことがあります。

吸指癖(指しゃぶり)、咬爪癖が原因で上顎前突(出っ歯)になっていると思われました。

なので、その癖をやめさせたいのですが、なかなか癖って治りません。

そのことを卒業試験の口頭試問で矯正科の先生に質問されました。

「瀬越君、この子の癖をどうすれば良いと思う?」

「やめさせた方が良いと思います」

「無理やりにでもやめさせた方が良いと思う?」

迷ったのですが私は少し考えて、「はい、そう思います」と言いました。

その時に、教授がこう仰ったのです。

「この男の子が指をしゃぶっていると心が安らぐ、爪を咬むと気持ちが落ち着くとしたらどうする?君はそれを奪うのか?」

嬉しかったですね。

教授はよく講義の時に「百術は一誠に如かず」をもじって「百識は一誠に如かず」と仰っていました。

どれだけ知識があっても人としての誠が無ければ意味がない。

何のために矯正治療をしているのか?

教科書通りの治療をしても、その方の幸せにつながらなければ意味がありませんよね。

忘れられない思い出です。

せごし矯正歯科医院


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開咬(open bite)
悪習癖(不良習癖)①指しゃぶり(吸指癖)
悪習癖(不良習癖)②舌癖(舌突出癖・弄舌癖)
悪習癖(不良習癖)③弄唇癖(咬唇癖、吸唇癖)
悪習癖(不良習癖)④口呼吸
悪習癖(不良習癖)⑤咬爪癖
悪習癖(不良習癖)⑥睡眠態癖

2011年3月15日


睡眠態癖(すいみんたいへき)とは、いわゆる寝癖のことです。

私は睡眠態癖があり、心臓を下にして寝られないので、仰向けか、右を下にして寝ています。

この時に、手を頬や顎にいつも当てて寝ていると顔や歯列が変形することがあります。

頬杖も同じですね。

赤ちゃんは骨がまだやわらかいのでいつも同じ格好で寝ていると頭の形が変形しますよね。

あれと同じです。

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悪習癖(不良習癖)④口呼吸
悪習癖(不良習癖)⑤咬爪癖

悪習癖(不良習癖)番外編;これが一番大切なことです

2011年3月13日


爪を咬む癖のことですね。

「こうそうへき」と言います。

大人になっても爪を咬む癖のある方っていらっしゃいますよね。

咬爪癖のある方は爪が伸びません。

きれいに咬み切られています。

咬爪癖により歯並びが乱れることがあるので要注意です。

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悪習癖(不良習癖)④口呼吸

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悪習癖(不良習癖)番外編;これが一番大切なことです

2011年3月10日

普段から口を開けて鼻呼吸(びこきゅう)出来ず、口で呼吸している状態を口呼吸(こうこきゅう)と言います。

口呼吸は分かりやすく「くちこきゅう」って言うこともあるようですね。

口呼吸は上顎前突(出っ歯)の原因になることがあります。

鼻が詰まっていたり、アデノイド(咽頭扁桃という所が肥大している状態)など鼻腔系の異常があれば口呼吸になってしまいます。

口呼吸により口の中が乾燥して細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯肉炎を起こしやすくなるだけでなく、口呼吸は様々な病気を引き起こすと言われています。

鼻呼吸であれば、鼻の粘膜がフィルターの働きを持っているので空気中の埃や雑菌を除去してくれます。

また、鼻の中を空気が通ることにより乾燥した空気が直接肺に入ることを防いでくれます。

乾燥した空気は肺を痛め、酸素の吸収率を低下させます。

口呼吸は乾燥した空気が直接肺に入り、埃、雑菌が体内に入り込みます。

結果、脳や筋肉の活性、免疫力を低下させます。

口呼吸は矯正学的にだけでなく全身にとっても良いことがありません。

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悪習癖(不良習癖)番外編;これが一番大切なことです

2011年3月 9日


今回は弄唇癖(ろうしんへき)です。

これには唇を咬む咬唇癖(こうしんへき)と唇を吸う吸唇癖(きゅうしんへき)があります。

名前は難しいですがこの癖を目にされたことがある方も多いと思います。

下唇を咬んだり吸ったりするパターンが多いのですが、上の前歯の唇側傾斜と言って、上の前歯が前に傾くことにより上顎前突(出っ歯)になったり、開咬の原因になることがあります。

逆のパターンで上唇を咬むことにより反対咬合(受け口)になることもあります。

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2011年3月 8日


今回は舌癖(ぜつへき)についてです。

舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)あるいは弄舌癖(ろうぜつへき)とも言います。

舌癖(舌突出癖・弄舌癖)のある方は、舌っ足らずなしゃべり方をされます。

正常な舌の動きの場合、話している時の舌は歯にはほとんど触れませんし、相手の人から舌は見えません。

しかし、舌癖(舌突出癖・弄舌癖)のある方は、低位舌(ていいぜつ)と言って、舌が見えていますし、舌が歯に触れ続けています。

正常な舌の動きの場合、食べ物、飲み物を飲み込む時には、
舌の先端が上の前歯の裏側の切歯乳頭という歯肉に当たっている状態で、舌全体が持ち上がって上あごに吸い付きます。

しかし、舌癖(舌突出癖・弄舌癖)のある方は、舌が上下の歯と歯の間に入りこんで飲み込みます。

舌全体を持ち上げることが出来ません。

舌が邪魔して上下の前歯が咬み合おうとしても生えてこられません。

その結果、開咬や上顎前突、下顎前突などの不正咬合になることがあります。

前回の吸指癖(指しゃぶり)が原因で開咬や上顎前突になり、開咬や上顎前突が原因で舌癖が引き起こされるパターンがあるので要注意です。

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2011年3月 6日

歯並び、咬み合わせに悪影響を及ぼす癖のことを悪習癖(不良習癖)と言います。

今回から悪習癖について何回かに分けて書かせて頂きます。

悪習癖(不良習癖)の代表例は、まず指しゃぶり(吸指癖:きゅうしへき)ですね。

3歳まではほぼ問題無いのですが、4歳以降も続くようだと不正咬合の原因になることがあります。

歯というのは咬む相手がいないと生える方向に動き続けます。

上下の前歯が生えてきた時に指しゃぶり(吸指癖)がなければ、上下の前歯が咬み合うところまで前歯は生えてきます。

前歯が生えてきた時に指しゃぶり(吸指癖)があると、指が邪魔して上下の前歯が咬み合わなくなります。

これによって開咬(open bite)になります。

では、永久歯が生えてくる直前までに指しゃぶり(吸指癖)をやめれば良いのかというと、そうでもないのです。

早期に癖が治らないと舌の癖が出てくるのです。

次回は舌の癖について書かせて頂きます。

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悪習癖(不良習癖)番外編;これが一番大切なことです

2011年3月 4日

良くない歯並び、咬み合わせのことを不正咬合(ふせいこうごう)と言います。

不正咬合の中でも上顎前突(じょうがくぜんとつ:出っ歯)や下顎前突(かがくぜんとつ:受け口)は比較的分かりやすいと思います。

頻度は少ないのですが、開咬「かいこう」(open bite)という不正咬合があります。

これは、奥歯は咬んでいるのに前歯が咬み合わない状態を言います。

カチッと咬み合わせても上下の前歯の間には隙間があります。

当然、前歯で食べ物を咬み切れません。

「開咬」と言うと一般的には垂直的な開咬(vertical open bite)のことを言います。

垂直的な開咬(vertical open bite)に対して水平的な開咬(horizontal open bite)もあり、この場合は上顎前突(出っ歯)を表します。

この、垂直的な開咬(vertical open bite)と水平的な開咬(horizontal open bite)の発現には悪習癖が大きく関わっています。

次回から悪習癖について書かせて頂きます。

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悪習癖(不良習癖)番外編;これが一番大切なことです

2011年3月 3日

今朝、シャワーを浴びている時に洗顔フォームのパッケージにふと目が止まりました。

そこには「e 130g NET WT 4.5 oz」と書いてありました。

日本では力や重さの単位としてグラムが用いられていますよね。

海外ではoz:オンスが使われている国もありますね。

1オンス≒28.3グラムです。

4.5オンス≒130グラムになります。

以前のブログで顎間ゴムについて書いたことがあります。
顎間ゴム(顎間エラスティック)

顎間ゴムは単にエラスティック(elastics)と言うこともあります。

矯正治療中に良く使われる、この顎間ゴムですが、サイズには 1/8"、3/16"、1/4"、5/16"など色々とあります。

これは直径24ミリを基準にしています。

なので 1/4"のゴムは直径6ミリのゴムということです。

さらに、ゴムが入っているパッケージには4.5 oz や6.0 oz と表記されているものがあります。

これはゴムの直径が3倍になった時の力の大きさを表しています。

なので、1/4"、4.5 oz と表記されていれば、直径が6ミリの3倍 = 18ミリになった時に4.5 オンス = 130グラムの力が掛かります、という意味です。

現在、顎間ゴムをご使用中の方は試しにパッケージを見てみて下さいね。

せごし矯正歯科医院

2011年3月 2日


ニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)パートⅡです。

形状記憶合金であるニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)ですが、ニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)の代表的な特性として超弾性があります。

通常のワイヤーに力を加えて変形させて行くことをイメージして下さい。

少し変形させる時は弱い力、大きく変形させる時は強い力が必要ですよね。

ところが、超弾性という特性を持っているニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)の場合は、少し変形させる場合も大きく変形させる場合もほぼ同じ力で変形させることが出来るのです。

言い方を変えると、少しの力で大きく変形させることが出来ます。

また別の言い方をすると、大きく変形している状態を維持するのに弱い力で大丈夫ということです。

ガタガタの強い歯並びの状態でワイヤーをすべての歯に通すとワイヤーはかなり変形します。

この時にニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)を使うと、ワイヤーはかなり変形していても歯に加わる力は弱いままなのです。

すごいでしょ?

ただし、ニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)の材質もピンキリです。

超弾性を持っていないニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)も存在します。

勿論、当院では超弾性ニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)を使っています。

ニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)も細いものから太いものまであるので、最初は細いワイヤーから使います。

せごし矯正歯科医院

2011年3月 1日

ガタガタの歯並びをきれいにするには、

1. ブラケット(bracket)という矯正装置を接着剤を使って個々の歯に付ける
2. ワイヤーを通して少しずつ歯を並べて行く

という手順を踏みます。

初めてワイヤーを通す時は細くて軟らかいワイヤーを使います。

この時に活躍するのがニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)です。

ニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)を一言で言うと、やわらかい形状記憶合金ワイヤーです。

一般的な針金をイメージして頂きたいのですが、例えば針金で出来ているハンガー、こういう針金って曲げられますよね。

針金に力を加えると変形させることが出来ます。

ところが、ニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)は形状記憶合金なのです。

力を加えても元の形に戻ります。

かなり強い力を掛けると曲げることも出来ますが、通常の治療で使っている範囲では変形しません。

弱い力をずっと発揮し続けるのです。

私が矯正医になった時にはもう一般的だったニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)ですが、ニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)が登場するまで昔は大変だったそうです。

歯に力が掛かり過ぎないように、通常の細いワイヤーを手作業で複雑に曲げていたそうです。

ニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)の種類もかなり豊富になりました。

数あるニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)の中から最適なものを選択することにより、痛みを抑えて早くきれいに治療することが可能になっています。

せごし矯正歯科医院


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ニッケルチタンワイヤー(Ni-Ti wire)の特性:超弾性

2011年2月27日

今回は費用の話です。

当院では、小児矯正と成人矯正(本格矯正)の費用が1年間で最大12回まで無利子で分割払いが可能です。

一括払いは3%を差し引かせて頂いています。

ただ、12回払いと言っても月々の支払額を考えると高額になる場合があります。

そこで、「もう少し月々の支払額を抑えたい」という方の為にスルガ銀行さんのデンタルローンを導入致しました。

7%の固定金利が掛かってしまいますが、100万円を78回払いにすると月々の支払い額は1万6千円になります。

スルガ銀行さんのデンタルローンは最大84回払いまで可能です。

繰り上げ返済も可能で、その際は手数料が掛かりません。

ローンは患者さまとスルガ銀行さんの間で組まれるものなので、当院への実際のお支払いはスルガ銀行さんが一括でされます。

なので、デンタルローンをご利用の場合は一括払い扱いとして当院では3%を差し引かせて頂きます。

この場合、医療費控除の還付金額が変わってくるのです。

矯正治療費は医療費控除の対象です。

年間で10万円以上の医療費が掛かった場合は確定申告の際に申告すると所得控除が受けられます。

その方の収入によって違いがありますが、税金を多く納めている方ほど多く還付金を受けられます。

例えば、年間で100万円の医療費が掛かった場合、課税総所得金額が500万円の方は27万円の還付金が受けられ、課税総所得金額が1,000万円の方の場合は38万円になります(所得控除が基礎控除のみの場合です)。

大きいですよね。

デンタルローンをご利用の場合は、領収書を一括払いの金額でお出しできますので、通常の一括払いの方と同様に医療費控除の際に有利です。

ローンを組むと手数料を取られて勿体無い、とは一概に言えないようです。

せごし矯正歯科医院

2011年2月26日

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保定(retention)

前回の保定装置(retainer)の使い方では可撤式保定装置(removable retainer)について書かせて頂きました。

保定装置には大別すると、もう一つ取り外しの出来ない固定式保定装置(fix retainer)というものがあります。

前歯の裏側に細いワイヤーを通して接着剤で固定するものです。

一般的には犬歯から犬歯までの6本を固定することが多いです。

4番目の歯である第一小臼歯までワイヤーを伸ばして8本固定することもあります。

なぜ、固定式保定装置(fix retainer)を使うのか?

可撤式保定装置(removable retainer)をしっかり使っていれば後戻り(relapse)を防げるのでは?

と思われるかもしれません。

前歯、特に下の前歯は矯正治療していなくても生理的に年齢とともにガタガタしやすい所だということと、可撤式保定装置(removable retainer)単独ではわずかに動いてしまうことがあるからです。

元々の歯の位置から後戻りの可能性が高いことが考えられる場合にも固定式保定装置(fix retainer)を使います。

当院では患者さまとご相談した上で最終的には決めさせて頂きますが、可撤式保定装置(removable retainer)と固定式保定装置(fix retainer)を併用することが多いですね。

せごし矯正歯科医院

2011年2月25日


前回は保定(retention)について書かせて頂きました。

保定(retention)では保定装置(retainer:リテーナー)というものを使います。

取り外しの出来る可撤式保定装置(removable retainer)が一般的ですね。

直径0.9ミリの太めのワイヤーとレジンという樹脂を使って作ります。

入れ歯みたいな装置です。

余談ですが、私が矯正治療を受けていた時は先生が保定装置(retainer:リテーナー)のことを「入れ歯」と仰っていたので、「え?せっかく矯正したのに入れ歯になっちゃうの?」ってドキドキしたことを覚えています。

話を戻して、この保定装置(retainer:リテーナー)ですが、食事と歯磨き以外は24時間の使用が基本です。

特に矯正装置を外した直後は後戻り(relapse)しやすいので頑張って24時間の使用をお勧めしています。

ただ、なるべく装置を目立たせたくないという方も多くいらっしゃるので、日中は目立たない透明な保定装置;クリアリテイナー(clear retainer)を使って頂いています。

クリアリテイナー(clear retainer)はマウスピースタイプです。

保定に入って半年から1年くらい経つと少し安定してくるので、保定装置(retainer:リテーナー)の使用を就寝時のみに切り替えます。

そうして様子を見ながら少しずつ使用時間を短くしていきます。

せごし矯正歯科医院

2011年2月24日


本格矯正、あるいは成人矯正できれいな歯並び、咬み合わせになると、いよいよ矯正装置を外します。

矯正装置を外してそのままにしておくと、歯は矯正する前の元の位置に戻ろうとします。

戻ってしまうことを後戻り(relapse)と言います。

後戻り(relapse)しないように、きれいになった歯並び、咬み合わせを安定させることを保定(retention)と言います。

この保定(retention)が矯正治療で一番大切なものだと言っても過言ではありません。

きれいに治っても装置を外したらすぐに戻ってしまったというのでは元も子もありませんからね。

保定(retention)では保定装置(retainer:リテーナー)を使います。

保定装置(retainer:リテーナー)には取り外しの出来る可撤式保定装置(removable retainer)と取り外しの出来ない固定式保定装置(fix retainer)があります。

歯を動かす治療は月に1回の通院が一般的ですが、保定治療では3か月ごとのチェックが一般的です。

保定期間は最低2年間です。

矯正の世界では最低2年以上安定させたものでないと、治したと認められないのです。

長いですよね。

それだけ安定させるのに時間が掛かるということなんです。

せごし矯正歯科医院

2011年2月23日

もう来週は3月ですね。

毎年、確定申告の時期になると、そろそろ春かなぁ~って思います。

さて、矯正治療費は医療費控除の対象です。

もう申告を済ませたという方もいらっしゃいますが、まだの方は勿体ないので控除を受けて下さいね。

いくら還付されるかは税金をどれだけ納めているかでかなり変わってきます。

税金を沢山納めている方ほど多く還付されますよ。

申告の際には診断書が必要になる場合があります。

必要な方は診断書を無料でお出しします。

最近では診断書が必要ない場合も増えてきましたが、必要かどうかは最寄りの税務署にお問い合わせ下さい。

せごし矯正歯科医院

2011年2月22日


セパレーション(separation)第三弾です。

前回のブログの最後に痛みについて触れましたが、患者さまの中にはセパレーション(separation)が一番痛かったと仰る方がいらっしゃいます。

で、その話を聞いた方が、「先生、あのゴムを使わずに出来ますか?とっても痛いって聞いたのです」と仰ったこともあります。

私は基本的にセパレーション(separation)はしません。

バンド(band)自体を使わないようにしているのですが、バンド(band)をする時はなるべくセパレーション(separation)無しでするようにしています。

私はバンド(band)を前から数えて7番目の歯、第二大臼歯に使うことが多いです。

6番目の第一大臼歯まではダイレクトボンディング(direct bonding)という方法で接着剤を使って装置を直接歯に付けます。

そして、6番目の歯までワイヤーを通して矯正力を加えます。

矯正力を加えた歯は時間が経つと少しグラグラしてきます。

そうすると、セパレーション(separation)無しで7番目の歯にバンドを付けることが出来るようになるのです。

バンド(band)が歯と歯の間に入った時に6番目の歯が少し前に動いてくれるからです。

私がセパレーター(separator)を入れるのは6番目の歯にバンド(band)をする必要がある時です。

せごし矯正歯科医院

関連ブログ
矯正するとなぜ歯がグラグラしてくるの?

2011年2月20日

セパレーション(separation)第二弾です。

セパレーター(separator)を歯と歯の間に入れておくのは2、3日から長くても1週間です。

1週間以上長く入れておくと虫歯の心配があるからです。

一般的には小さな小さな輪ゴムを歯と歯の間に入れることが多いですね。

専用の器具を使って輪ゴムを入れます。

歯と歯の間に輪ゴムが挟まっているのではなく、コンタクトポイントという歯と歯が接触している所を輪ゴムで覆います。

なので、きれいに輪ゴムが入っている場合は歯と歯は接触していてまだ隙間は出来ていません。

入れた直後の輪ゴムは伸びて大きくなっていますが、弾性があるので少しずつ元の小さな輪ゴムに戻って行きます。

この、輪ゴムが元の大きさに戻ることによって少しずつ歯と歯の間に隙間が出来ていきます。

当然、歯には力が掛かりますので痛みが出ることがあります。

歯が押されて前歯に痛みが出ることも珍しくありません。

歯と歯の接触が強くて上手くゴムが入れられない場合は、ブラスワイヤーという針金を使っています。

この場合はいきなり強い力が掛かるので違和感があるのですが、ゴムのように後からジワジワと痛んでくることはありません。

せごし矯正歯科医院

2011年2月19日

今回はセパレーション(separation)についてです。

セパレート(separate)とは「引き離す」「分割する」という意味ですね。

矯正歯科では歯と歯を引き離して隙間を作る意味で使っています。

どういう時にセパレート(separate)するかというと、奥歯にバンド(band)という金属の輪っかをはめる時です。

健康な歯と歯は密に接触しているものです。

バンド(band)は薄い金属で出来ていますが、歯と歯の間に隙間がまったく無いとバンド(band)を入れることが出来ません。

そこで、セパレーター(separator)の登場です。

歯と歯の間にセパレーター(separator)を入れることによって、ほんの少しですが隙間を作ります。

色々なセパレーター(separator)がありますが、一般的にはゴムで出来ているものが多く使われています。

ブラスワイヤーというものを使うこともあります。

せごし矯正歯科医院


関連ブログ
セパレーション(separation)②
セパレーション(separation)③

2011年2月17日

前回は正中離開の原因について書かせて頂きました。
正中離開(すきっ歯)diastema ②その原因

今回はその中でも咬み合わせが原因になっている場合です。

これは矯正治療が必要です。

過蓋咬合という咬み合わせがそうですね。

咬み合わせが深いために、下の前歯が上の前歯を突き上げてしまうことが一番の原因です。

この場合は、ただ単に隙間を閉じれば良いわけではありません。

原因が咬み合わせにあるので、咬み合わせを治さない限り再発してしまうのがこの正中離開の難しいところなんです。

矯正医の先生の中で、その先生ご自身の歯並びが正中離開の方を私は2人知っていますが、「どうせ治しても戻るから治さない」って2人とも仰っています。

それほど安定させるのが難しい場合があるということです。

勿論、過蓋咬合を改善することで安定する場合も多いですよ。

「すきっ歯なんて部分的に前歯に装置を付けてゴムを掛ければ閉じるよ」って思われがちですが、本格的な矯正治療が必要になるということをご理解下さい。

せごし矯正歯科医院

2011年2月16日

前回は治療を必要としない正中離開についてでした。
正中離開(すきっ歯)diastema ①ugly duckling stage:みにくいアヒルの子の時期

今回は治療が必要な正中離開についてです。

まずは正中離開になっているその原因を考える必要があります。

一般的には3つの原因があげられます。

1. 過剰歯;隙間を閉じる力が働いても、歯と歯の間に余分な歯があることで正中離開になっているもの(骨の中の話です。レントゲンを撮れば分かります)

2. 上唇小帯;上唇から歯肉に伸びているヒダが歯と歯の間にまで伸びているために正中離開になっているもの

3. 咬み合わせ;咬み合わせが深く、下の前歯が上の前歯を突き上げることによって正中離開になっているもの

が主なものです。

他には不良習癖(歯並び、咬み合わせに悪影響を及ぼす癖:指しゃぶり、爪を咬むなど)や元々の歯の位置が悪いなどが原因として考えられます。

上にあげた1. と2. は原因を除去することがまずは大切です。

1. では過剰歯の抜歯です。
2. は上唇小帯を切除します。

そうすることで自然に正中離開は改善される場合がありますが、これは口腔外科あるいは小児歯科の先生にお願いしています。

次回は本格的な矯正治療が必要な「3. 咬み合わせが原因の正中離開」についてお話しします。

せごし矯正歯科医院

2011年2月15日

今回は正中離開についてです。

正中離開とは、上の左右の1番目の歯と歯の間に隙間のある状態を言います。

いわゆる「すきっ歯」ですね。

正中離開は治療を必要としない場合と治療を必要とする場合があります。

治療を必要としない場合というのは、生理的に一時的に正中離開になっているだけで自然と隙間が閉じて行くものです。

お子さまの場合がそうですね。

専門的には「ugly duckling stage:みにくいアヒルの子の時期」と言います。

隣の2番目や3番目の歯が生えてくる時に押されて自然に閉じるので、治療の必要がありません。

「みにくいアヒルの子」は、白鳥である主人公のヒナがアヒルの中で育ってしまったためにいじめられる話ですよね。

一時的にはみにくいかもしれませんが、白鳥なので時間と共にきれいになっていきました。

生理的な正中離開も時間と共にきれいになっていきます。


次回は、治療を必要とする場合について書きます。

せごし矯正歯科医院

2011年2月13日

前回のブログで「下あごの骨は手足の骨と成長パターンが似ています。身長が伸びる時に下あごも一番大きくなるのです」と書かせて頂きました。

成長期のお子さまが上顎前突(出っ歯)だったら機能的矯正装置(functional appliance)を使って下あごの成長を促してあげられるのですが、要注意なのは骨格性の下顎前突(反対咬合・受け口)の場合です。

生理的に下あごの成長が旺盛なので矯正治療で抑えられない場合があります。

こういう時は、落ち着くまで下あごの成長を観察した方が良い場合があります。

私は中学生の時に矯正治療を受けました。

それがきっかけで矯正医を志したのですが、高校に入ってからも少し身長が伸びました。

すると、少し下あごが前に出てきてしまいました。

受け口になるまでではありませんでしたが、切端咬合という上下の前歯の先端が当たる咬み合わせになりました。

私の場合も成長が落ち着いてから矯正治療をした方が良かったということです。

まぁ、結果論ですけどね。

成長は想定外のことが起こる場合があるので難しいです。

骨格性下顎前突は成長が落ち着くまで、具体的には身長の伸びが止まるまで、待った方が良い場合があります。

せごし矯正歯科医院

2011年2月10日


下あごの骨は手足の骨と成長パターンが似ているので、身長が伸びる時に下あごも大きくなります。

下あごが小さくて上顎前突(出っ歯)になっている場合は機能的矯正装置(functional appliance)が有効です。

機能的矯正装置(functional appliance)を使うことによって下あごの成長を促してあげることが出来るからです。

女の子だと11、12歳頃、男の子は12、13歳頃に一番身長が伸びますよね。

その時期を狙って使います。

機能的顎矯正装置とも言います。

バイオネーター(Bionator)やツインブロック(Twin block)などが代表的な機能的矯正装置です。

せごし矯正歯科医院

2011年2月 9日


専門的な話ですが、ここ数日の流れで書かせて頂きます。

矯正治療では歯に弱い力を加えることによって歯を移動させています。

矯正治療の中でもヘッドギアーや上顎前方牽引装置などのように上あごや下あごの成長変化を期待する力を整形力(orthopedic force)と言います。

整形力(orthopedic force)は顎骨の成長に影響を与えるものなので歯に加える力に比べると比較的強い力です。

歯の移動で使う力である矯正力(orthodontic force)と区別して整形力(orthopedic force)と言う場合があります。

せごし矯正歯科医院

2011年2月 8日


ヘッドギアー(Head gear)の使い方
で書かせて頂いたように、上顎前方牽引装置も同じように24時間の使用が理想です。

ヘッドギアーや上顎前方牽引装置は、帽子を被ったりマスクを付けたりするのですが、装置を付けたまま外出するのは無理がありますよね。

そのために、寝る時だけでなくお家にいる時は日中でも頑張ってお使い下さい。

せごし矯正歯科医院

2011年2月 6日

昨日の続きです。

上顎前方牽引装置

上顎前方牽引装置は「下あごの成長を抑えつつ、上あごの成長を促す」ことで反対咬合が改善されます。

と、言いたいところですが、実際の反対咬合が改善されるメカニズムは上あごが前に出るというよりは、下あごが後ろに下がっているのです。

下あごが後ろに下がることを専門的に言うと、「下顎の後方回転」です。

上顎前方牽引装置をしっかりと使って頂くと半年くらいで反対咬合は改善されます。

しかし、たった半年で上あごが前にポッと出るわけがありません。

誤解されると困るのですが、上顎前方牽引装置はちゃんと上顎の成長を促すものですからね。

反対咬合が改善されるメカニズムの話です。

せごし矯正歯科医院

2011年2月 5日

今日は上顎前方牽引装置についてです。

これは小児の下顎前突(反対咬合・受け口)の治療で使うものです。

簡単に言うと、「下あごの成長を抑えつつ、上あごの成長を促すもの」です。

上あごの成長のピークは9歳頃なので小学校3年生くらいで使うのが一番効果的です。

当院ではフェイシャルマスク・タイプというものを使っています。

野球のキャッチャーが付けているようなマスクがイメージとして近いかな?

取り外しが出来るものなのですが、お家にいる時に使って頂きます。

半年から1年を目安に使って頂きます。

せごし矯正歯科医院


関連ブログ
上顎前方牽引装置による反対咬合改善のメカニズム
上顎前方牽引装置もなるべく長くお使い下さい

2011年2月 4日


当院の診療台(ユニット)は自動で回転するPOS(Patient Oriented System)というモリタ社製のものを使っています。

「回転?」って思われるかもしれませんね。

一般的なユニットは座ってから背もたれが後ろに倒れるタイプですよね。

POSは診療用、説明用などイスを色々なポジションに変えることが出来ます。

時計回り、反時計回りに回転させることが出来るのです。

横になっている状態で回転させてしまうと気持ち悪いので、勿論座っている状態での回転ですよ。

当院では毎回お口の中の写真を撮らせて頂いて、モニターを使って説明させて頂いています。

お話しする時はちゃんと対面でさせて頂きたいものです。

患者さまとのコミュニケーションが何よりも大切ですからね。

せごし矯正歯科医院
せごし矯正歯科医院ユニット

2011年2月 3日

「部分的な矯正で簡単に治せませんか?」と聞かれることがあります。

プチ矯正なんて言葉もありますね。

お気持ちは良く分かります。

しかし、部分的な矯正(MTM:Minor Tooth Movement)で不正咬合(良くない歯並び咬み合わせ)を簡単に治せることは稀です。

奥に隠れている虫歯を治すために少しだけ歯を動かすなんていう場合はそうでもありませんが、基本的に部分矯正は難しいです。

咬み合わせは上下の歯で作るものです。

それを部分的な歯の移動だけで治すとなると中途半端な形でしか仕上げられません。

矯正治療は、動かしたくない歯をいかに動かさないか、ということがポイントになってきます。

前歯を奥に引っ込める時は、奥歯からゴムなどを利用して前歯を引っ張ります。

しかし、引っ張られた奥歯は前に動いてしまいます。

そこが問題なのです。

1本の歯を動かそうとした場合、少なくとも5本の歯が動きを支えないときれいに動いてくれません。

1本の歯に力を掛けると必ず反作用の力が他の歯に掛かってしまうので、部分矯正って難しいのです。

せごし矯正歯科医院

2011年2月 1日

ヘッドギアーについて第4弾です。

ヘッドギアー(Head gear)
ヘッドギアー(Head gear)の使い方
ヘッドギアー(Head gear)を使うメリット

前回のブログでヘッドギアーのメリットについて書かせて頂きましたが、ヘッドギアーを有効に使える時期というものがあります。

それは混合歯列期が基本です。

混合歯列期というのは乳歯がまだ残っていて、永久歯と乳歯が一緒にお口の中にいる時期ですね。

人間の歯は親知らずまで含めると全部で32本です。

親知らずは8番目の歯になるのですが、第二大臼歯という7番目の歯が4本とも全て揃うと永久歯列の完成になります。

ヘッドギアーはこの7番目の歯が生えてくる前に使うのが基本です。

ヘッドギアーは上の第一大臼歯という6番目の歯にバンドという装置を付けて使うものですが、7番目の歯が生えてしまうと6番目の第一大臼歯に奥に行く力を加えてもなかなか動いてくれなくなるからです。

せごし矯正歯科医院

2011年1月30日

前回、前々回と引き続きヘッドギアーのお話をさせて頂きます。

ヘッドギアー(Head gear)
ヘッドギアー(Head gear)の使い方

ヘッドギアーは上の奥歯が前にずれて生えている場合に使います。

通常、第一大臼歯という前から数えて6番目の歯にバンドという矯正装置を付けて力を加えます。

そして、第一大臼歯を後ろに移動させます。

ヘッドギアーを使って第一大臼歯を後ろに動かすと、その前に並んでいる5番目、4番目、3番目の歯もつられて奥に動くのです。

それは、歯の周りには靭帯などの色々な線維が複雑に絡み付いているからです。

そのため、ヘッドギアーを使うことで奥歯ではなく前歯の歯と歯の間に隙間が出来ることもあります。

固定式の装置で1本1本歯を奥に動かすのは時間が掛かりますが、まとめて歯が動いてくれることがヘッドギアーを使うメリットですね。

せごし矯正歯科医院

2011年1月28日

昨日はヘッドギアーの紹介をさせて頂きました。

ヘッドギアー(Head gear)

今日はその使い方です。

ヘッドギアーは出来れば24時間使って頂きたいのですが、一日のうちで12時間から14時間以上の使用をお願いしています。

矯正力を掛けて歯を動かしても、力を掛けるのをやめてしまうと歯が後戻りをしてしまうからです。

8時間くらいの使用だと効果がほとんど見られません。

なので、最低でも10時間は使って頂きたいのです。

寝ている時は勿論、お家にいる時は日中もなるべく使って頂いています。

欧米の国では矯正治療をするのが当然なので、子どもたちがヘッドギアーを付けた状態で学校に行っているそうです。

日本ではまだ無理ですね。

ヘッドギアーを使う期間は、毎日の使用時間にもよりますが、大体6か月から1年くらいです。

せごし矯正歯科医院

2011年1月27日

今日はヘッドギアーについてです。

上の奥歯を奥に動かしたい時や上あごの成長を抑えたい時に使います。

アニメ映画「ファインディング・ニモ」に出てくる歯医者さんの姪っ子「ダーラ」ちゃんがブラケットという矯正装置とヘッドギアーを付けています。

当院でもたまにニモのDVDを流しています。

何度見ても楽しめる映画ですね。

ダーラちゃんが付けているのはサービカル・プル(cervical pull)タイプという、首にネックバンドというゴムバンドを掛けるタイプです。

ヘッドギアーには大きく分けてもう一つ、ハイ・プル(high pull)タイプという帽子を被るタイプのものがあります。

ここでは説明を省きますが、ヘッドギアーは細かく分類すると4、5種類になります。

当院ではヘッドギアーをお子さまの治療、つまり小児矯正で使っています。

上の奥歯が前に来ないようにするために以前は大人の方にも使っていましたが、今は矯正用インプラントを使えるようになったのでお子さまにのみ使用しています。

せごし矯正歯科医院


関連ブログ
ヘッドギアー(Head gear)の使い方
ヘッドギアー(Head gear)を使うメリット
ヘッドギアー(Head gear)は第二大臼歯が生える前に使うのが基本です

2011年1月26日


昨日のブログで八重歯(犬歯)は余程のことがない限り抜かない、ということを書かせて頂きました。

八重歯(犬歯)を抜いてはいけません

八重歯(犬歯)を抜くことは本当に稀です。

では、その稀な時とはどういう時なのか、ということを今日は書かせて頂きます。

あくまでも、どこか歯を抜かなければならなくなった場合の話です。

八重歯(犬歯)を抜くのは歯肉退縮が著しい場合です。

歯茎が著しく下がってしまって、根っこが大きく露出してしまっている場合ですね。

歯は歯槽骨という骨に支えられています。

その歯槽骨による支えが無くなっているから著しい歯肉退縮が起こってしまうわけです。

審美的にもよろしくありません。

八重歯を抜かない理由であげた、犬歯の寿命、機能、見た目の3点をカバー出来なくなっているということです。

あとは、虫歯で歯が崩壊してしまっている、歯根がとても短いなど、犬歯自体に問題がある場合などが考えられます。

せごし矯正歯科医院

2011年1月25日


八重歯ってありますね。

専門的には上顎犬歯低位唇側転位と言います。

英語だとHigh canineと言います。

上の3番目の歯である犬歯(糸切り歯)が並びきらなくて横に生えている状態ですね。

八重歯の治療をする際に、八重歯そのものを抜いたら良いのでは?と言われることがありますが、余程のことが無い限り犬歯は抜きません。

・犬歯は歯の中で根っこが長く一番寿命の長い歯。

・前後左右に動く下あごを犬歯が誘導しているので機能的に重要な歯。

この2点が大きな理由ですが、その他に

・犬歯が無くなると口元にしまりが無くなり老け顔に見える

ということもあります。

なので、犬歯を抜かずにその後ろにある4番目の第一小臼歯を抜くことが多いですね。

決して4番目の第一小臼歯が必要の無い歯だということではありませんよ。

基本的には抜かずに治す方法を考えます。

やむを得ず抜くのです。

せごし矯正歯科医院

2011年1月23日


今日は2本のミニスクリューを打たせて頂きました。

部位は下の3番目の歯と4番目の歯の間です。

左右に1本ずつです。

奥歯を前に移動させるための矯正用インプラントです。

特に下あごの前歯の場合は歯と歯の間が狭いので、ミニスクリューを打つ時は通常よりも時間を掛けてゆっくりと埋入していきます。

骨には痛覚がないのですが、骨を覆っている骨膜と歯肉には痛覚があるので麻酔をしてから埋入します。

それから歯の根っこの周りにも痛覚があります。

ミニスクリューが歯と歯の間に入っていくと、歯根には圧力が加わります。

勢い良く埋入してしまうと、歯根に加わった圧力で痛みが出てしまいます。

特に今日は歯と歯の間がとても狭かったので、痛くないようにゆっくりと時間を掛けて打たせて頂きました。

せごし矯正歯科医院

2011年1月21日


以前のブログで差し歯を矯正する時の話をしました。
差し歯を矯正出来ますか?

差し歯は仮歯にすることが多いのですが、差し歯をそのままにした時のことを書いておきます。

いくつか方法があるのですが、当院では金属(メタル)やセラミックの表面に特殊な処理(コジェット・サンド、エスぺ・ジルというものを使用しています)を施してからブラケットを付けています。

そうすることにより通常よりは確実に外れにくくなります。

しかし、歯に対する接着力に比べると弱いことは事実ですね。

せごし矯正歯科医院

2011年1月20日


「矯正治療中でもPMTCは出来ますか?」

PMCT(Professional Mechanical Tooth Cleaning)が一般的な言葉ではないので、患者さまの中でこういう質問をされる方はなかなかいらっしゃいませんが、実際にあったのでブログでもお話しておきます。

勿論出来ます。

逆に、矯正治療中だからこそPMTCが必要です。

矯正装置が歯に付いているとブラッシングがしにくくなりますからね。

当院では治療前に赤染めをした上で歯磨きの練習(TBI)をして頂いてからPMTCを行なっています。

赤染め(染め出し)をすると、どこが汚れているのかが一目瞭然ですからね。

せごし矯正歯科医院

2011年1月19日


当院は休診日でも電話は転送に設定しておりますので何かありましたらお電話下さい。

可能な限り対応させて頂きます。

電話に出られないかもしれませんので留守番電話にメッセージを残して頂ければ、こちらから折り返しお電話させて頂きます。

せごし矯正歯科医院

2011年1月18日

前回のブログで矯正力を掛けると歯は少し動揺するということを書きました。

それはなぜか?ということを今日はお話しします。

歯は歯槽骨(しそうこつ)に支えられています。

歯の根っこと歯槽骨の間には歯根膜という靭帯が介在しています。

この歯根膜の中に骨を溶かす細胞(破骨細胞)と骨を作る細胞(骨芽細胞)がいて骨の中を歯が移動できるのです。

健康な歯根膜の厚みは0.2ミリくらいです。

ところが、矯正力を掛けると骨を溶かす細胞(破骨細胞)と骨を作る細胞(骨芽細胞)の働きで歯根膜は倍くらいの厚みになるのです。

なので少しグラグラするのです。

歯を動かす治療が終わって、保定治療(後戻りを防ぐ治療)に入ると元の歯根膜の厚みに戻って行くので動揺もなくなっていきます。

せごし矯正歯科医院

2011年1月16日


昨日、一昨日とレジンキャップ(resin cap)について書かせて頂きました。

そもそも奥歯が咬めなくなるので付けるレジンキャップですが、外してしまうと当然奥歯はまた咬めなくなってしまいます。

矛盾していますね。

でも大丈夫なんです。

なぜ大丈夫なのかと言うと・・・。

矯正をスタートさせると力の掛かった歯は少しグラグラしてきます。

何も矯正していない場合の健康な歯はグラグラなんてしていません。

上の歯と下の歯が部分的にガツガツ当たってしまうと頭痛や顎関節症の原因になってしまいます。

ところが、少しグラグラしている場合は上下の歯が当たっても少しくらいなら力が逃げてくれるので大丈夫なのです。

それと、もう一つ理由があります。

ワイヤー交換などで調整した直後は3日くらい痛いので前歯で強く咬むことが出来ません。

そういう時期を狙ってレジンキャップを外すのです。

せごし矯正歯科医院

2011年1月15日


昨日のブログでレジンキャップについて書かせて頂きました。

このレジンキャップですが、なるべく早めに外します。

ワイヤーが細くて軟らかいうちに外します。

外したら、大体1~2週間で奥歯が咬んできます。

それまでは奥歯でしっかり咬めないので食事が大変ですけどね。

ワイヤーが太くて硬い状態になってから外してしまうと、なかなか奥歯が咬んでこないのです。

せごし矯正歯科医院

2011年1月14日

今日の午前中はハーフリンガル(上;裏側、下;表側)のブラケットを付けさせて頂きました。

裏側(舌側)矯正の場合は下の歯が上の裏側の装置に当たってしまうことが良くあります。

咬み合わせの深い場合(上の前歯が下の前歯を覆う割合が大きい場合)は確実に当たってしまいます。

この場合、奥歯はまったく咬めない状態になります。

逆に表側矯正の場合でも咬み合わせが深いと上の歯と下の装置が当たってしまいます。

こういう時は、上の奥歯(下でも良いのですが)の咬合面(上下の歯が接触する面)にレジンという樹脂のかたまりを接着して奥歯が咬めるようにしてあげます。

小さな帽子を歯に乗っけている感じなのでレジンキャップと言います。

このレジンキャップを使うことにより一時的に咬み合わせを高くします。

咬み合わせを高くすることを咬合挙上(こうごうきょじょうbite up)と言います。

せごし矯正歯科医院

2011年1月13日


昨日は通院間隔の話でしたが、同じことが矯正力についても言えます。

「あまり痛くないんですけど、もっと力を掛けても良いのでは?」

そう聞かれることがあります。

痛くないというのは良いことです。

痛み無く、速く歯が動いてくれるのが理想的です。

歯が動くためには歯根周囲の細胞達がうまく働く必要があります。

歯根周囲の骨(歯槽骨)を溶かす細胞(破骨細胞)と作る細胞(骨芽細胞)がうまく働いてくれないと歯はきれいに動きません。

力が強過ぎると、昨日の話と同じように細胞の活性が落ちてしまうので、かえって歯の動きが遅くなります。

せごし矯正歯科医院

2011年1月12日

通常、矯正治療の通院間隔は4週が目安ですが、これを半分の2週にしたら歯は速く動くでしょうか?

答えはNoです。

歯は歯槽骨という骨に埋まっています。

歯と歯槽骨の間には歯根膜という靭帯が介在しています。

この歯根膜の中に骨を溶かす細胞(破骨細胞)と骨を作る細胞(骨芽細胞)がいます。

この細胞達がうまく働いてくれて初めて歯がきれいに動くのです。

通院間隔を短くしてしまうと、細胞達が働きっぱなしで休む時間が無くなってしまうと考えて頂ければ分かりやすいかもしれませんね。

せごし矯正歯科医院

2011年1月10日

本日1月10日でせごし矯正歯科医院は1周年を迎えました。

この1年ありがとうございました。

と言っても、まだまだスタートしたばかりで過去を振り返れる状況ではありません。

矯正歯科は一般歯科と違ってとても時間が掛かる治療です。

私の中では最低でも5年は経たないといけないと思っています。

これからもどうぞ宜しくお願い致します。

せごし矯正歯科医院

2011年1月 9日


前々回のブログでクリアブラケットの話をしました。

日本では矯正していることを人に知られたくない、目立たなく治療したいという方が多いですよね。

それに対して欧米では矯正治療はするのが当たり前の社会です。

成人になって歯並びが悪いと、自己管理能力が低いか、育った家庭に問題があって矯正したくても出来なかった、というふうに見られてしまうのです。

するのが当たり前の矯正治療なので、ブラケットもメタルブラケット(金属のブラケット)が多く使われているそうです。

日本と欧米の価値観の違いですね。

以前にもこのことについて書いていたので参考になさって下さい。
矯正はやらなきゃいけない?
 
 
せごし矯正歯科医院

2011年1月 8日

矯正治療は歯並び、咬み合わせだけでなく「口元の美しさ」を考慮して治療方針を立てます。

きれいな口元かどうかの判断基準の1つにE-line(esthetic line エステティックライン)があります。

鼻先と下あご(オトガイ)に引いた接線をE-lineと言います。

上下の唇がこのE-lineに触れずに少し内側にあるのが美しいと言われています。

例えば、上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)という不正咬合があります。

歯並び、咬み合わせはきれいでも上下顎前突の場合は口元に突出感が見られます。

その場合は前歯を引っ込めてきれいなE-lineになるように治療します。

そうすると、閉じにくかった口が閉じやすくなります。

また、E-lineがきれいな場合は前歯の位置を変えずに、きれいなE-lineを崩さないように治療します。

せごし矯正歯科医院

2011年1月 7日


矯正治療に使われている装置の中で、最も一般的なものはマルチブラケットですね。

個々の歯に針金を通す、いわゆるワイヤー矯正に使われるものです。

今は接着剤でブラケットを歯に直接付けますが、昔はバンド(金属の帯)を歯に巻いてブラケットを付けていました。

良い接着剤が無かったからです。

前歯を含めたすべての歯にバンドを付けると、見た目にはかなり目立ちます。

しかし、必要があればバンドは今でも奥歯には使っています。

奥歯には強い力が掛ることがあるので、外れにくいバンドの方が確実に治療することが出来るからです。


現在は、直接ブラケットを歯に付けられるようになりました。

昔は金属のブラケットしかありませんでしたが、技術は進歩して今は透明なクリアーなブラケットが多く出ています。

当院でも第二小臼歯(5番目の歯)まではクリアブラケットを使用しています。

目立たなくなりましたね。

せごし矯正歯科医院

2011年1月 6日


ブリッジがある場合は一度切断して支台歯を仮歯に置き換えることが多いです。

ブリッジとは、歯が無い所(欠損歯)の両隣りの歯を金属で橋渡しすることです。

欠損歯が1本だったらブリッジは全部で歯3本分の大きさの金属のかたまりになります。

矯正治療は個々の歯を動かして歯並びと咬み合わせを整えるものです。

3本もの歯が一つに固まっていたら、細かな調整が出来なくなります。

ブリッジがある場合は、欠損している歯のスペースを矯正治療で閉じてしまうこともあります。

治療の最終ゴールをどこに設定するかで大きく変わりますが、基本的にはブリッジは切断して仮歯に置き換えることが多いです。

せごし矯正歯科医院

2011年1月 5日

新年明けましておめでとうございます。

年末年始は如何お過ごしでしたか?

今年もこのブログは矯正治療について色々と書いていきたいと思っています。

どうぞ宜しくお願い致します。

せごし矯正歯科医院

2010年12月28日

今年も残すところ、あと3日となりました。

1月10日に開業させて頂いてからあっという間の1年でした。

この1年間ありがとうございました。


明日、12月29日から1月4日までお正月休みを頂きます。

勿論、いつものように休診でも電話は転送に設定しておきますので何かありましたらお電話下さい。

可能な限り対応させて頂きます。

電話に出られないかもしれないので留守番電話にメッセージを残して頂ければ、こちらから折り返しお電話させて頂きます。

それでは皆様よいお年をお迎え下さい。

来年も宜しくお願い致します。

せごし矯正歯科医院

2010年12月25日


当院は土日も診療しているからだと思いますが、「虫歯の治療はしていますか?」と来院される方がいらっしゃいます。

申し訳ありませんが、矯正歯科専門なので一般治療は行なっておりません。

矯正治療なら「お任せ下さい!」って言えるのですが、虫歯や歯周病、義歯などの一般治療は私は上手くありません。

歯科医師なので治療するための資格は持っていますが、私がやると患者さまのためになりません。

なので、矯正治療以外は上手な先生をご紹介しています。

せごし矯正歯科医院

2010年12月22日

当院には裏側(舌側)矯正を希望されて来院して下さるお子様がいらっしゃいます。

でも、裏側(舌側)矯正は大人向けの治療です。

具体的に言うと高校生以上の方が対象です。

理由は簡単です。

すべての歯が永久歯になっていても、お子さまの歯はまだ完全に生えきっていません。

矯正装置であるブラケットを付ける歯の面積が足りないのです。

そのために、歯肉(歯茎)を切ってブラケットを付けられるようにする必要が出てきます。

また、歯肉(歯茎)ギリギリにブラケットを付けるために歯磨きが上手く出来ないと歯肉(歯茎)が腫れてしまうことがあります。

なので、裏側矯正(舌側矯正)は基本的に大人向けなのです。

せごし矯正歯科医院

2010年12月21日

「差し歯があるのですが、矯正できますか?」とたまに聞かれます。

但し書きが付きますが、「出来ます」。

なぜ、但し書きが付くのか。

「差し歯」というのは一般的にはセラミックと金属で出来た、あるいはセラミック単体の被せ物を言います。

矯正治療では、ブラケットという矯正装置を通常は使用しますが、ブラケットは接着剤で歯にくっつけます。

この接着剤は歯には良く付くのですが、セラミックや金属に対しては接着力が落ちるのです。

せっかく歯を動かしても装置が外れてしまうと歯が変な位置に動いてしまいます。

変な位置に動いてしまった歯は、元の位置に戻す必要があるのでリカバリーに時間が掛かります。

最悪の場合はまったく治療が進まないのです。

そのため、差し歯がある場合は矯正治療前にその差し歯を仮歯に置き換えさせて頂くことが多いです。

接着剤が良く付くレジンという樹脂で出来た仮の差し歯にするのです。

仮歯は、歯並び、咬み合わせがきれいになった後で、ちゃんとしたっていう言い方は変ですが、きれいな差し歯にしてあげます。

ただ、セラミックの差し歯は作る時に保険が利かないので、高いお金を払って作った差し歯を仮歯にするのは勿体ないと仰る方もいらっしゃいます。

そのお気持ちは良く分かるので、装置が外れやすいので治療が進まないかもしれないということをご了承いただけた場合のみ、差し歯でもそのままで治療させていただいています。

せごし矯正歯科医院


関連ブログ
歯に比べて接着力の落ちるセラミックと金属(メタル)

2010年12月19日

当院では裏側矯正(舌側矯正)を希望される方が多いです。

中には他の先生から「裏側で矯正すると舌が切れて血だらけになるからやめた方が良いよ」と言われたことがある方もいらっしゃいます。

今は昔と違って装置が小さくコンパクトになっています。

表側に比べても違和感は変わらないと思います。

上が裏側、下が表側で治療を受けて頂いている方にお聞きすると、下の表側の方が違和感があると仰る方もいらっしゃるくらいです。

裏側だから痛いということはありません。

ご安心ください。

せごし矯正歯科医院

2010年12月18日

今回は下顎前突(かがくぜんとつ)(受け口)についてです。

日本人の下顎前突(受け口)は下あごが出ているというよりは上あごが小さいパターンが多いです。

そのために、上あごの成長を促してあげられれば骨格から治すことが出来ます。

上あごの成長は男女ともに大体9歳頃にピークを迎えます。

この時期を狙って治療してあげることがポイントになります。

但し、下顎前突は長期にわたって経過を見なければなりません。

それは、3日前にも書かせて頂きましたが、下あごの成長は手足とパターンが似ているために、身長が伸びている間は下あごも大きくなるからです。

特に下あごが一番大きくなる思春期性成長期(第二次成長期)は要注意です。

また、その成長期を過ぎてからも注意が必要です。

完全に身長の伸びが止まってから1年間は下あごの成長は残っていると言われているからです。

私は高校に入ってからも少し身長が伸びました。

中学生の時に矯正治療を受けたのですが、高校に入ってから下あごが少し前に出てきてしまいました。

なので、結果論ですが私の場合は高校生以降で矯正治療をした方が良かったのかもしれません。

では、どうせ出てきてしまう下あごなら、大人になるまで矯正しないで放置しても良いのかと言うととんでもありません。

放置すると下顎前突(受け口)が悪化してしまう可能性があります。

早いうちに改善してあげることで上あごと下あごのバランスを整えてあげることが大切です。

ですから、上あごの成長がピークを迎える9歳頃、小学校低学年までには出来れば一度ご相談ください。

せごし矯正歯科医院

2010年12月17日

 
今日は昨日の補足です。
顎間ゴムの効用

顎間ゴムの説明をさせて頂く際に「口を開けられますか?」「しゃべれますか?」というご質問を頂くことが多いです。

勿論、口を開けることもしゃべることも普段通りに可能です。

小さな輪ゴムを使うのですが、口を開けられないほどの強い力はかえって歯の動きを遅くしてしまいます。

裏側矯正の場合はゴムもなるべく見えないように、ゴムを掛ける場所を考えています。

せごし矯正歯科医院

2010年12月16日


本日来院されたM様には顎間ゴムを使用して頂いています。

顎間ゴムについては最近のブログで書かせて頂きました。
顎間ゴム(顎間エラスティック)
顎間ゴム(エラスティック)は24時間の使用が基本です

その、顎間ゴムですが、M様がとても面白いことを仰っていました。

M様は、夜寝ている時に口が開いてしまい、朝起きるとのどが痛かったそうです。

でも、顎間ゴムを使うようになってからは自然と口が閉じるようになったので、のどの痛みが無くなったそうです。

また、外でうたた寝をしてしまうような時でも顎間ゴムのお蔭で口が開かないので良いとのことでした。

顎間ゴムの効用ですね。

M様、これからも顎間ゴムを頑張ってお使い下さい!

せごし矯正歯科医院


関連ブログ
顎間ゴムはしゃべれますよ
顎間ゴム(エラスティック elastics)のサイズと力の強さ

2010年12月15日



さて、今日は上顎前突(じょうがくぜんとつ)(出っ歯)についてです。

日本人の上顎前突は上あごが前に出ているというよりは、下あごが小さくて引っ込んでいるパターンが多いです。

小さな下あごは、成長を利用して発育を促してあげることが出来ます。

下あごの成長パターンは手足の骨と近いので、伸長が伸びる時に下あごも成長します。

特に第二次成長期(思春期性成長期)に伸長がグッと伸びますよね。

その時期を狙って矯正すると骨格的に治療することが可能です。

女の子だと10歳くらい、男の子は11歳くらいからスパートが始まります。

大体小学校の高学年くらいの時期ですよね。

私の場合は中学に入ってから毎月1センチずつ身長が伸びました。

この時期を逃してしまうと上顎前突の治療のために、歯を抜いて隙間を作った上で前歯を引っ込めなければならない可能性が高くなってしまいます。

成長を利用できれば歯を抜かずに治せる可能性が高いので、お早めにご相談ください。


せごし矯正歯科医院

2010年12月14日


 
 
矯正治療では顎間(がっかん)ゴムというものを使用することがあります。

顎間ゴムについては12月1日のブログで書かせて頂きました。
顎間ゴム(顎間エラスティック)

今日はその補足をさせて頂きます。

前回の最後には「食事と歯磨き以外は24時間ゴムを使って頂きます」と書きました。

歯を動かすことを目的とした顎間ゴムは24時間使う必要があるのです。

それは、力を掛けて動かした歯に対して、力を掛けることをやめてしまうと後戻りが起こります。

残念ながら、戻るスピードの方が速いのです。

「寝ている間は毎日使っていました」と仰る方がいらっしゃいます。

でも朝になってゴムをやめてしまうと、せっかく動いた歯は午前中には戻ってしまうと思います。

それくらい、戻るスピードは速いのです。

なので、基本は24時間の使用が必要なのです。

でも、頑張って顎間ゴムを使って頂くと、早くきれいに治すことが出来るのです。

せごし矯正歯科医院

2010年12月12日

前回は親知らず(8番)が原因となる顎骨の骨折についてコンタクトスポーツを例に
書かせて頂きました。

もう一つ要注意なのが転倒した場合の骨折です。

手足の骨ではなくて顎骨の骨折です。

これもコンタクトスポーツの場合とまったく同じです。

転んで顔を打ってしまい8番のある顎角部で骨折してしまうことがあります。

特に高齢者の方の場合は要注意です。

命にかかわってきますからね。

矯正治療のために8番を抜かなくても良い場合は、骨折の可能性に関しても説明をさ
せて頂いています。


私も左下の親知らずが横を向いて骨の中に埋まっているので機会を見て抜かなければ
と思っているのですが・・・。

なかなか機会が無いんですよね・・・。

私の右下の8番はやはり横を向いて埋まっていました。

学生時代に外科志望の友人が抜きたいと言うので、練習で抜いてもらいました。

左の上下の8番も友人に抜いてもらう予定だったのですが、都合が合わずにそのまま
になってしまいました・・・。

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院長 瀬越健介
www.segoshi-kyosei.com
【経歴】
平成9年 東北大学歯学部卒業 歯科医師免許取得
平成9年 鶴見大学歯学部附属病院 臨床研修医
平成10年 鶴見大学歯学部矯正学教室 臨床専科生
平成12年 鶴見大学歯学部矯正学教室 診療科助手
平成16年 鶴見大学歯学部歯科矯正学講座 助手
平成17年 日本矯正歯科学会認定医取得
平成18年 神宮前矯正歯科 勤務
平成20年 神宮前矯正歯科 副院長
平成22年 せごし矯正歯科医院開院